恵みの広場

福島ベテルハウス便り

2025年 9月

発行元:〒960-8202
福島市山口字中ノ内38−1 福島ベテルハウス
責任者:渋谷 敬一
発行所:白石バプテスト教会

9月聖句 

「この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。」   (マルコの福音書13:31)

 新約聖書マルコの福音書の13章を読みましょう。キリストの終末預言です。 地球規模の気象変動により全国的に猛暑の続いた4か月、台風,竜巻、大洪水、 地震などの自然災害に加えてウクライナ、ガザ、パキスタン, 東南アジヤの戦争のため何万と言う尊い人命が失われています。 何と言うことでしょうか。 二千年前、イエスキリストは弟子たちに対してユダヤの国は滅亡し、戦争、飢饉、敵対、偽宗教、 不道徳な社会的混乱そして誰も経験したことのない大患難の時代が来ると教えられました19。 さらに太陽や月は照ることのなく星は天から落ち天の万象が揺れ動く天地万物の大変動が起きると預言され“この天地は滅びます”と加えられました24-26。 事実、その37年後の紀元70年ローマ軍によりエルサレムは破壊されユダヤの国は滅亡しました。 第二次世界大戦、太平洋戦争敗戦から80年、我が国の平和は今や地球規模の困難の中で脅かされています。 この世の悪魔的多様な変化について行けるのだろうかと不安と焦燥の中で生活しているのが私たちの現実ではないでしょうか。 新聞を開くと“絶海の孤島に持って行くならこの一冊”の広告が何度も目に留まりました。 阿弥陀信仰の本の宣伝です。 私の孤島の一冊は聖書です。 上記の聖句はイエス様の弟子たちに語られたお言葉の中の一節です。 「天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。」31。 単なる精神を涵養する教えではありません。 聖書は歴史の出来事を預言し、時代の変化におもねることなく、その通りになる不変の真理の言葉です。 世界の終わりはいつ来るのか、それは近い。いつ終わりが来てもいいように、 目を覚まして(33,35,37)備えせよとイエス様は注意しています。 聖書は滅びることのない神の真理のことばです。 聖書を開きじっくり読み込んでください。 「わたしが話していることは、すべての人に言っているのです。 目を覚ましていなさい。」37 終末的この時代、 今こそイエス様を信じ神に会う備えをいたしましょう。 澁谷敬一


今月の説教

「福音の真理に生きる」  ガラテヤ2:11-14

<目的>肉の思いを捨ててキリストの福音の真理(信仰義認)にふさわしく生きること。
<序>2:1-10パウロの伝えた恵みの福音を捨てて、偽の福音に移ろうとしているガラテヤの諸教会に対して、 パウロはキリストの使徒として任命され、彼の伝えた福音が眞正であることをパウロ自身の歴史的自己証言によって弁明した。 パウロの福音はキリストからの直接の啓示によるが(1:15-17,2:6)、 その福音は先輩の使徒たちの伝えた福音と同じものであった。 テトス、バルナバと共にエルサレム訪問でエルサレム教会の主な指導者たち、 ペテロ、ヨハネ、主の兄弟ヤコブがパウロを歓迎しその福音と使徒権を容認した経緯を前回学んだ(2:1-10)。 ガラテヤ人はパウロの伝えた唯一無二のキリストの福音を通して救われたのである。
11-14節<ところが>使徒パウロはペテロの偽善的行動に対して堂々と非難し抗議した。 唯一無二のキリストの福音擁護のためであった使4:12。 11節 <面と向かって抗議した> ケパ(ペテロ)はイエスの12弟子の頭目だが、 月足らずの使徒パウロは恐れげもなくアンテオケでのペテロの偽善的行動を非難した1コリ15:8。 この使徒ペテロの行動に対するパウロの公然たる非難はパウロの使徒権は偽善的行動をしたペテロの指示や要請によらないことを示唆している。 パウロの使徒権と彼の伝えた福音は神からの直接啓示であった。 11-13 使徒ケパの偽善的行動(異邦人との会食)が示される。 11アンテオケ教会はユダヤ人異邦人クリスチャンを含む国際的教会であり、パウロやバルナバのアジヤーヨーロッパ伝道の本拠地であった。 12 異邦人との会食愛燦会・アガペー(原始教会の交わりコイノニア)はキリストの教会の家族的一体性を示す。使2:42-47。


12-13 <ヤコブからの割礼派>の信者が来たためペテロはしだいに異邦人との会食から遠ざかりユダヤ人との会食に変わった。 <恐れて>はペテロの肉性(マタ26:72)か。福音に異を唱えたのではない。 13<その偽りの行動>のためバルナバや他のユダヤ人信者も異邦人との交流を避け離れて行った。 14 ペテロに対する 使徒パウロの非難の理由 (偽善的態度とその影響の重大さ)。<福音の真理についてまっすぐに歩んでいない>脱線である1コリ15:1-5。 <みなの面前で>公然とアンテオケ教会でのペテロ非難は真理の擁護のためのパウロの勇気を示す。 <ユダヤ人として>異邦人と食事をしていたがそれをやめてユダヤ人との食事しかしないように変わって行った。 ユダヤ人伝道の発展のための妥協を考えてか。エルサレムのヤコブからの割礼派は偽兄弟に通じるものがある4。 <それは本心を偽った行動>であり13 、偽善的な重大な過失。 ペテロの行動は<異邦人に対するユダヤ人の生活の強要>となる。パウロは福音の歪曲となる行動と見た。 使徒団の代表とされるペテロの行動の影響が大きい13、 福音の歪曲、ユダヤ人の割礼、律法に従う業の信仰の推進となり、ついには恵みの信仰義認が否定され、 キリストの贖いの福音の拒否となる。
<結び>14<福音の真理に真っすぐに歩む>ことが福音に生きる事である20,21。 13ユダヤ人のペテロやバルナバの心はユダヤ人に福音を伝えるための妥協であったか。 卑屈になったか、悪く言われたくなかったか。指導者の言動は周囲に強い影響を与えることを知る。 キリストの福音は業によらずすべて信じる者に救いを得させる神の恵みの力である。 人は信仰義認により新生した生活に変えられる。 キリスト信者は神の子となり神の家族である。ユダヤ人異邦人の差別のないキリストの教会である。 福音の真理に妥協はない。誰でもキリストを信じる者は救われる。 唯一無二の福音の真理に生きる者となろう。 ロマ1:16,17.ピリピ1:27.     渋谷 敬一  協力牧師・教師

ハレルヤ・声の広場

道端に咲く秋桜(撮影:9月)

<9月雑感・報告>

白石バプテスト教会の白石協力牧師して13年に及ぶ恵みの奉仕をさせていただきました。主のみ名を崇めます。 高齢の事もあり。この12月で白石教会での奉仕を引退する方向で祈っています。 幸い宮城県内の先生方の協力により礼拝はまもられています。
9月は3教会の礼拝に出席、先生方。諸兄姉に会い旧交を温めました。感謝します。
 私が奉仕していた軽費老人ホームエデンの園の入居者でバプテスマを授けた宮阪兄(聾者)が体調を崩し9月29日天に召されました。 10月2日の葬儀の司式を依頼されました。お見舞い、祈り、式の準備の9月末となりました。 説教奉仕がなかったことは主の御配剤と感謝しました。
• 9/21,22 仙台泉BBC礼拝出席、中野協力牧師、福士敏明ご夫妻、亮ご夫妻、 斎藤姉、石山ご夫妻(み言葉と祈りの交わり)、松浦姉、誉田兄、吉田ご夫妻、その他の訪問が出来ました。主に感謝感謝です。 福士兄姉には車での道案内その労に主の報いがありますように。心から感謝いたします。

• 9/23 日立市から内田義人ご夫妻が来福。親友の内田牧師の息子さん25年間の兄との交流でした。
*9/28 北福島瀬上町にある北信カルバリー教会礼拝出席、久場牧師の召天者記念礼拝説教、感謝の一時でした。
• 9月 ライフワークス葬儀社社長野田和裕兄の新書「デス マインド」を読み、 改めて自分の死を思うことの大切さを知りました。読後感は次回に取り上げたいと思います。
6月から9月へと猛暑が続きました。 10月やっと秋らしく虫の声が聞こえます。出遅れた秋野菜の種まきをしました。刈り取りはどうなるのでしょうか。 残された日々、神の御心に叶う奉仕を願い、祈っています。
祈り支えて下さる皆様の上に主にある祝福が豊かにありますように祈ります。    澁谷敬一


俳句・短歌・川柳・その他

  • 亡き妻の メモ帳開き 涙する   (ほでなす)

  • 城山の 悲しみこえて 笑まいかな (M.H)

  • 柿実り 歴史生きてる 山のしろ  (M.H)

<祈り・とりなし・感謝> 第一テモテ2章:1節

*<祈り・執成し>

教会の働きと兄姉のために:白石BC(無牧・協力牧師教師澁谷)聖十字架教会、郡山BC(田島ベバリ師)、東京聖書教会(中山師)、高橋清師(創造科学)中野師(泉BC教会)、大友師(宣教,いのちのパン)外山師(健康)、満好師(健康と働き納骨堂の建設)、須賀川BC(柴田師)、岡崎師(台湾)、長沢師(韓国健康/宣教)谷津兄(インド)創世グループの働き(野田豪一、信光)、田中館姉(健康)、斉藤姉(健康)、福地姉(働きと健康)伊藤姉(子供、健康)有坂兄姉(働き健康)山崎師(健康職務)下山田姉(生活健康)福士堅兄(奉仕)エデンの園〈軽費老〉、虹の郷(特老)、福士姉(弟健康・奉仕)石山兄姉(健康・回復)宮本兄(働き)野田姉(健康)三澤師(健康回復)、谷津姉(健康、仕事)鈴木亮姉(長井仕事・ひよっこ)伊藤京姉(健康)仙台BBS、船岡BBC、石巻祈りの家、福島BC、北信カルバリー(久場師)宮城交わりの諸教会と信徒の守りと導き。

<来信・感謝>

斎藤姉、福士夫妻、東京聖書、郡山BC、白石BC、福士兄姉、田中館姉、岡崎姉、長沢師(韓国)、高橋清師、山崎姉、野の花誌、TCU,仙台BS、大畠師、中沢兄姉(健康)宮本兄(健康)、有坂兄姉、創世代表、野田信光兄、東京聖書(竹口師)、吾妻兄姉、下山田姉、岡本姉、杉山兄、村上兄,矢内姉、トポス(白根姉)、大槻姉、 鈴木亮子姉、諏訪師(宮崎教会)、阿部師(健康働き)、中野師(奉仕)佐々木姉、江口姉、佐藤雅師、誉田兄、松浦姉(健康)、吉田兄姉、佐藤淳兄(広場誌編集)

<9月奉仕・他>

白石バプテスト教会;主日礼拝説教9/7,主の晩餐、月例会(14,21,28説教者;佐藤師、中野師、高橋師)、訪問 9/14f福島BC礼拝、9/21北仙台方面泉BBC他数か所;西部病院見舞9/9,12,20,28。29(宮阪兄召天祈り)エデンの園聖句 9/27べテル便り9月号原稿10/4 印刷発行10/8 予定。9/23内田義人ご夫妻べテル来訪。

<10月奉仕予定・他>

白石バプテスト教会:主日礼拝説教5,19,主の晩餐・月例会 ,10/5野外集会(白石城)10/2葬儀式、 10/13 トポス(バプ研究会)、10/26- 仙台南部等訪問予定、他納骨式。エデン園聖句10/25 べテル便り10月号原稿10/28 ,10月号発行予定10/5. 訪問 3か所。

<白石BC教会行事>

 10月  白石城散策伝道会

* ハレルヤ声の広場:掲載原稿募集中 (300字程度):信仰の気づき、証し、詩歌、俳句等 (兄姉の声を賑やかに出し合い祈りと感謝の紙面を作りましょう)  澁谷敬一