恵みの広場

福島ベテルハウス便り

2025年 4月

発行元:〒960-8202
福島市山口字中ノ内38−1 福島ベテルハウス
責任者:渋谷 敬一
発行所:白石バプテスト教会

4月聖句 

「しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として、死者の中から甦られました」  (1コリント15:20)

 4月19日は今年の教会歴のイースター(復活祭)です。 二千年前、イエスキリストは十字架に死んで墓に葬られましたが三日目に甦られました。 死人が三日も経って生き返ることなど、いつの時代でも信じられないことです。 ですから、イエス様の復活されたお姿を見た弟子たちでさえ、なかなか信じられませんでした。 ギリシャのコリント教会のある人たちはキリストが復活されたにしても、 死人の復活はないと言いました。ギリシャ人は霊は生きるが肉体は滅びると考えていました。 使徒パウロは、死人の復活がないとしたら十字架で死に墓に葬られたキリストが肉体をもって復活したと宣べ伝えていることは嘘になると論じています。(1コリ15章)。 イエス様は本当に復活した(初穂の譬え)からこそ、 イエス様を信じる人はだれでも救われて永遠の命の復活をいただく(初穂に続く穂の結実)と教えました。 聖書は罪ある人間が一度死ぬことと死後裁きに会うことが人間に定まっていると教えます。 イエス様は人間をその罪と裁きから救うために人間の罪の身代わりとなって死の刑罰受けられました。 そして三日目に復活して罪の赦しが完全であることを証明されたのです。(ロマ4:23,24)。 キリストの復活は人間を呑み尽くす恐るべき死と滅びの刑罰から信じる者を完全に救い出す神の保証です。 人の作り出した考えではありません。 神の御子イエスは本当に肉体をもって復活されたのですべての人を救うことが出来るのです。 イエスは言われた。 「私は甦りです。いのちです。私を信じる者は死んでも生きるのです」 ハッピー・イースター、復活の主に感謝します。主イエス様を信じてまいりましょう。


今月の説教

「み言葉に生きる人の祝福」 詩篇19:1-14

<目的>唯一無二、無限の霊なる神の啓示を通して神のみこころを知り従う生活の祝福を知る。
<序>詩19篇は律法(トーラー教え)の詩で、詩119;篇、箴言等のように知恵の教えに分類される。 この19篇は生きて働く万物創造の神の現存と無謬に霊感された聖書の信仰を土台として生きる人の信仰を証ししている。 (ヘブ11:6) 神は、ご自身のみこころを自然と聖書そして人間の良心を通して啓示される。 神の似姿に造られた人間は〈創1:27,28〉万物の創造者でありいのちの本源である神の御心を知り御心に応答する責任が与えられている。
1-14自然の創造主なる神をほめたたえ、悔い改めと信仰をもって神に従う。  1-6 神の栄光を表す自然啓示 (エロヒムなる神)。天空の創造を通して; <天は神の栄光を語り告げ><神のみ手の業を知らせる>全能の神の創造と摂理の力を知りその栄光を信じる。 勇者なる太陽の活発な働き、2,3節<話を伝え><知識を示す>朝夕の太陽の働きは神の摂理の偉大な力である。 しかしその<ことばは聞かれない>太陽の温まりを受けても、 意思の疎通の言葉はない。イザ40:2,6。が、 太陽の広範な活動の姿は嬉々として活力あり,東西南北の隅々までその恩恵に与っている(熱)。 自然の恩恵を認めていても神の存在とその栄光を見ることはあまりない。ロマ1:18.21.28。 神の語り掛けとして、その良心により 神的なものを想像することはある。ロマ2:15。 そこで、7-11神の栄光の知恵を与える律法(トーラー教え)の客観的な文字にされた啓示が詠われる(ヤハウエ、アドナイなる神)。 7-11,14節では 神(エル)が(ヤハウエ)の名で詩われている。 特には神の人の魂との関係を表す契約の神を示す呼び名である。 特には神と人間の救いの関係の契約の確かさを示す神名である。出3:14。

信仰の父アブラハムの神、主である。創12:1,4,8。 7<主のみ教え>原語(トーラー律法)ヤハウエのみこころの事で、みおしえ、あかし、戒め、仰せ、おそれ、裁きの異なった呼び方でみ教えが人に教える様々な働きを表現している。 その教えの確かさは、完全で、確かで、正しく、きよく、変わらない真の正しい裁きである。 従ってその教えは<魂を生き返らせ><わきまえのない者を賢くし><人の心を喜ばせ><人の目を明るくする>生きて働く力がある。 祝福される。聖書を熟読し、瞑想し,心に留めよう。詩119:105,130,165,97。 10-11聖書の教えを深く知り、信じてその通りに実行する人は祝福される。 10 <金、多くの純金、>や<密や、蜂蜜のしたたり>よりも素晴らしい祝福の生活となる。 11、<その教え>により人はその生き方を<正され><戒めを受けて>神に受容され、 神の<報いが与えられる>。善い種を蒔いた人は善き実の収穫を手にします。ガラ6:8,9。 *物質的豊かさだけでなく、霊的生きる力や喜びの充実感、揺るがない平安等の祝福がある。 三度に及ぶこの世の支配者サタンの肉の誘惑にイエス様は、三度とも御言葉によりサタンの誘惑を拒否し、 勝利した。み言葉を用いたイエスの模範(マタ4:4-)に学ぼう。 聖書信仰に生きることが勝利の生活の秘訣である。 12-14 神の栄光ある救いを与える律法(トーラー)の働き、その教えは良心の声となって、 人々を悔い改めの救いに導くのである。 罪ある人間は神の恵みの語りかけを聞き入れず自分の罪の欲に仕えサタンの奴隷になっているが、 トーラーなる御言葉(聖書)と聖霊は信じる人に新生を与えます。2コリ5:17。 み言葉により、罪、過ち、傲慢に気が付き、悔い改めて神の赦しを求めるのである。 マコ1:15 ここに福音宣教の重要性がある。マタイ28:19、20
<結び>14 節 神の啓示に反応する魂の告白<言葉と思いが受け入れられますように> 贖い主、不動の岩なる主なる神のへの信仰と献身の告白と祈願で結ぶ。教えの詩である。 主の教え(トーラー)に生きる者は祝福される。 創造主なる全能の神が顕在する。 聖霊の助けにより、日々にみ言葉と祈りによって勝利の生活をいただく者となろう。
       渋谷 敬一  協力牧師・教師

ハレルヤ・声の広場

べテルハウスの周辺(撮影:4/15)

兄姉の証し(27) S,Ⅿ 

「最良の時」   

 「ちょっと辛い・・・・」、神様を忘れかけた私。 ある姉妹が語られたという言葉が浮かんだ。
 「この一年は、私の人生で、最良の年でした。」
あの東日本大震災で、原発が危なかった。 近くに住む人達は突然、避難を強いられた。 そこの教会の人達は,皆で一緒に避難した。何一つ持たないまま、各地を転々とした。
 東京で一年間、離れずにともに生活をされた。そのあと、いわき市で 故郷を思いながら、新しい教会を始められた。
 いわき市に移る前日に、テレビ局が来て、八十代の姉妹の方にマイクを向けた。 その姉妹が、ほほえんで答えられたという。
 「この一年は、私の人生で、最良の年でした。」
心からの喜びにあふれた言葉。 私を覆いかけた暗い雲は、吹っ飛び、消えた。

<4月雑感・報告>

 令和米騒動?世情の感想です。  主食のお米の価格がウナギのぼりに高値となり、ブレンド米も品薄の店舗あるという。 政府も国の備蓄米を夏まで毎月放出と言う。 80年前の米の供出で、大根やカボチャ、小麦を入れて増やしたカテご飯で飢えをしのいだ時代を思い出しました。 米が高いねという。それでも、パン、うどん、そば、その他、米食の代用食がたくさんあり、飢えの状態ではありません。 戦争や自然災害で、食料が途絶えているガザやアフリカ、ミャンマー、ネパールの幼子の様子を知るにつけ、 私を含めてまだまだ恵まれている日本だと思います。 野菜畑の周りには食糧難の時代の食料、食用のした雑草があちこちに見られます。 戦争は何の得も与えません。 IT時代を迎えた人間ですが、人間は全く愚かです。 神のくださった命の尊さが分らないのでしょうか。 人命を軽視する人間の愚かな戦争、罪深さを悲しみながら、休戦、平和を今月も祈っています。
*4/13 宮城バプテスト協議会総会で白石BCの加盟が承認されました。 協力牧師として挨拶をいたしました。教会の将来を見据え、 信仰を同じくする宮城県内のバプテスト諸教会の交わりに受け入れられたことに感謝をいたします。
*4月白石教会の礼拝奉仕:4月27日は泉聖書BCの中野先生でした。感謝いたします。
*4・26 山形県長井聖書バプテスト教会の鈴木亮子姉妹がべテルハウスを訪ねて下さいました。仙台BBCでお会い した時から40数年ぶりの再会でした。セイ子姉の想い出など旧交を温める感謝の一時でした。
*4/27主日礼拝は、福島バプテスト教会(高橋牧師)に出席しました。 62年前初代の牧師として十年間奉仕した教会です。
  わが“べテル農園?”もジャガイモが芽を出し、葉が出てきました。 さやエンドウも花が


咲き始めました。 亡き妻に励まされ、主の助けをいただき頑張ります。 皆さんに差し上げられる野菜となりますようにと除草しました。 白石バプテスト教会での礼拝奉仕は4月は3回でした。皆様の心のこもった祈りとご支援に心から感謝いたします。     澁谷敬一

俳句・短歌・川柳・その他

  • 吾妻山 踊り出したぞ 雪ウサギ  (ほでなす)
  • 見上げれば 吾妻小富士の雪ウサギ
      田植え時だと人は言う  (ほでなす)
  • マスクして 花粉症でも 花見かな (M.K)
  • 花待てず 仙台ナンバー 白石城 (M.K)
  •    

<折り・とりなし・感謝> 第一テモテ2章:1節

*<祈り・執成し>

教会の働きと兄姉のために:白石BC(無牧・協力牧師教師澁谷)聖十字架教会、郡山BC(田島ベバリ師)、東京聖書教会(中山師)、高橋清師(創造科学)中野師(泉BC教会、神学校)、大友師(宣教,いのちのパン)外山師(オペ回復)、満好師(健康と働き納骨堂の建設)、須賀川BC(柴田師)、岡崎師(台湾)、長沢師(韓国健康回復)谷津兄(インド)創世グループの働き(野田豪一、信光)、田中館姉(健康)、斉藤姉(健康)、福地姉(職場の働きと健康)伊藤姉(子供、健康)有坂兄姉(働き健康)、山崎師(健康職務)下山田姉(生活健康)福士堅兄(奉仕)エデンの園〈軽費老〉、虹の郷(特老)、福士姉(弟健康)石山兄姉(健康・回復)宮本兄(働き)野田姉(健康)三澤師(健康回復)、谷津姉(健康、仕事)鈴木亮子姉(長井仕事)仙台BBS、船岡BBC、石巻祈りの家、宮城交わりの諸教会と信徒の守りと導き。

<来信・感謝>

斎藤姉、福士夫妻、東京聖書、郡山BC、白石BC、福地姉、田中館姉、岡崎姉、長沢師(韓国)、高橋清師、山崎姉、野の花誌、TCU,仙台BS、大畠師、中沢兄姉、宮本兄、有坂兄姉、創世代表、野田信光兄、東京聖書(竹口師)、吾妻兄姉、下山田姉、岡本姉、杉山兄、村上兄,矢内姉、トポス(白根姉)、大友師、大槻姉、渋谷兄、丸山姉、満好師、佐々木姉、石山姉、岡崎兄、樋口姉、内田兄、村上姉、江口姉、末沢兄姉、近藤姉、諏訪師(宮崎教会)、阿部師(健康働き)、中野師(奉仕)佐藤淳兄(広場誌編集)

<4月奉仕・他>

白石バプテスト教会:主日礼拝説教 4月6,13,20  聖餐式5月へ 委員会、役員会6。月例会6 4/4 仙台方面訪問(市内淳兄運転)4/13 pm4. 宮城バプテスト協議会出席(仙台泉BC) 4/20 イースター墓前礼拝祈り(しのぶ霊園)、イースター礼拝、召天者記念会、4/26エデンの園聖句、4/27亮子姉来訪 4/28べテル便り4月号原稿作成 印刷発行予定5/6 訪問 2か所

<5月奉仕予定・他>

白石バプテスト教会:主日礼拝説教5月4,11,25 聖餐式役員会月例会11;5月礼拝説教は3回の予定,礼拝説教者の依頼・確認。5/19バプテスト研究会(とぽす、東京)エデン聖句5/26、べテル便り・恵みの広場誌5月原稿5/28べテル便り印刷発行予定6/5 ,訪問(仙台方面)他。

<白石BC教会行事>

5月  母の日
6月  父の日

* ハレルヤ声の広場:掲載原稿募集中 (300字程度):信仰の気づき、証し、詩歌、俳句等 (兄姉の声を賑やかに出し合い祈りと感謝の紙面を作りましょう)  澁谷敬一