恵みの広場

福島ベテルハウス便り

2024年 9月

発行元:〒960-8202
福島市山口字中ノ内38−1 福島ベテルハウス
責任者:渋谷 敬一
発行所:白石バプテスト教会

2024年9月聖句 

「だから、明日のための心配は無用です。明日のことは明日が心配します。 労苦はその日その日に、十分あります。」 (マタイ6:34)

 生きている人には心配の種が尽きません。 健康のこと、経済のこと、明日のこと、 そして死ぬことや死後のことなど心配を挙げればきりのないほどたくさんあります。 聖書の中の有名な“山上の教え”の中でイエス様は心配は無用ですとその理由をあげて教えます。 “心配”は旧文語訳では“思い煩う”であり、 その意味は“心がいろいろと引き裂かれて乱れること”つまり平安のない悩みの状態です。 心配してもどうにもならないことが分っていても心配で夜も眠れないと言う人もいるでしょう。 イエス様は「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈入れもせず、倉に納めもしません。 けれども。あなた方の天の父がこれを養っていて下さるのです。 あなたがたは、鳥よりも、もっと優れたものではありませんか。」(マタイ6:26) と言われます。庭の木々には様々な小鳥たちがやってきて木の実や花、 葉や虫を忙しくついばんでいます。小鳥たちは何もしないで遊んでいるわけではありません。 その姿は生きるために一生懸命です。 でも、イエス様は小鳥たちがその日暮らしのようにしていますが明日を心配して貯める苦労はしないと教えています。 明日を心配しないのは天の父が養って下さるからです。 今日一日の働き、怠けないで出来ることは精一杯やります。 でも明日どうなるのかと心配は無用です。心配は心をなえさせ疲れさせ無益です。 神を信じましょう。 小鳥たちとは全く比較にならない尊いいのちを与えて下さった天の父が私たちの明日を守って下さいます。 明日どんなことがあるのかは心配しません。今日一日精一杯生きました。感謝です。 明日のことは神様にお任せしますと祈って床に就くのです。 あなたの明日は命の主なるイエス様が守り導いてくださいます。 「だから明日のための心配は無用です。」これが神を信じて生きる人の生き方です。  


今月の説教

「私は甦りです。命です」ヨハネ11:17-37

 今回は命の源なるイエスキリストの権能と慈愛を信じキリスト信仰に生きる者となることを学びましょう。 1-16 親愛の友ラザロの病気の知らせを受けたイエスは即刻駆け付けずにアイノンに留まりラザロの住むベタニヤに到着したのは知らせから4日後でした。 ラザロは死に墓に葬られていました。 ラザロの姉妹マルタとマリヤを訪ねたイエスは自分がいのちの本源者、 慈愛の神、主であることを証しました。 イエスはキリストを信じる人は死からの復活と永遠の命に与ると宣言されました25,26 。 イエスキリストは復活の主、永遠の命を与える慈愛の神の御子である。 17-37ラザロの姉妹マルタとマリヤとイエスの対話から死が終わりでなく、 キリストを信じる者は神の恵みを受けて永遠のいのち、 復活の祝福をいただく約束を見てまいりましょう。 17-29 イエスを迎えたマルタの信仰とイエスの励まし(主権的命の約束)イエスを外で迎えたマルタの挨拶は20,21,<主よ。もしここにいてくださったなら>兄のラザロは死ななかったと訴えました。 兄ラザロは死んでしまった。マリヤも同様に考えました32 。 当時のユダヤ人は死人の霊は3日で去ると考えていたようです。 マルタはイエスの癒しの力を信じていました。 22イエスの求めはすべて聞く神、御業はキリストである証拠とイエスを信じるマルタでしたが、 イエスの遅れに対する悔しく残念の思いがありました。 イエスはマルタに<あなたの兄弟はよみがえります>と語る23。 マリヤは当時のユダヤ人の考え<世の終わりの時の復活>を信じていると答えました。


マルタは未だイエスの真意がわからなかったのです。 24,25<わたしはよみがえりです。命です><死んでも生きる><決して死ぬことはない> 神の御子イエスキリストの命の主権者の宣言です。 信者への永遠の命の甦りの約束です。 27,マルタは使徒ペテロのように<神の子キリストです>と告白し更なる確信へと成長します。 20:31 マタイ16:16。事実この後イエスはラザロを甦えらせてご自身の栄光を表しました11:4。 ラザロの復活は43,44,キリストの十字架の死による贖い(救い)の完成を示すイエスの復活の手付の印でした。 キリスト信者は永遠の命の復活の望みに生きのです。1コリ15:52,58。 30-37イエスを迎えたマリヤとイエスキリスト。 28マルタの耳打ちの知らせで外でのマリヤのイエスとの面会となりました。 イエスの到着が大騒ぎにならないようにとの配慮か。 32マリヤは主の足元にひれ伏しマルタと同じく訴えた<私の兄は死ななかったでしょうに>。 <彼女は泣き>この当時のユダヤでは泣き女たちが7日間墓で泣いた悲しみを表したと言われます。 イエスはラザロを愛していました。 イエスの慈愛と同情の姿33,38<憤りを覚え><心の動揺を感じて><イエスは涙を流された>35。 ユダヤ人はイエスの力と情愛を認めています。35-37。 人間イエスの深い神的慈愛、同情の心を見ます。 罪の故の死と愛の涙、同情、切なさなどイエスは人間そのもの,受肉された神キリストの人性を示しています。ヘブル4:15,16。 <結び> 25,26 キリストを信じる者に対する命の主イエスの復活と永遠の命の約束です。 アダムの罪の結果、 死と滅びの裁きにある人類ロマ5:12,13;へブ9:27,28は, 第二のアダムキリストの 死と復活により永遠の命の復活の道が開かれました 1コリ15:12,3,20-22.イエスをキリスト救い主と信じる人は、 贖いの愛を受け罪が赦され,永遠の命の救いが与えられます3:16;11:25,26。 
   渋谷 敬一   協力牧師・教師    

ハレルヤ・声の広場


兄姉の証し(25) 下山田 操 

守られて

 毎月、「恵みの広場」が 送られてくる。 恩師から届くニュース・レター。
 私のために死なれ。救ってくださった主。 神様は「恵みの広場」をとおして こんなにも、いつも変わらずに、 神様の御手の中にあることを知らされる。
 老人ホームはいまだコロナ厳戒体制で、 外に出ない、外から人が来ないで、 密すぎる人間関係に疲れはてる。
 そんな私を、神様は忘れてはおられない。 聖霊が共にいて、助けていて下さっている。 主にある人たちが、いつも祈って下さる。
 「恵みの広場」が、こんな者をも 神様がどんなに愛しておられるか 力強く伝えて下さる。
 苦しいと思っていたはずなのに、 神様の奇跡と言える恵みにあふれていた。
 祈られる、祈ることの幸せに気づいた。

<9月雑感>

 福島は雨が少なく、残暑厳しい8,9月、9月後半やっと雨が降ったのですが、 野菜の種が芽生えず、露地物の秋野菜はどうなりますか。 地に集中豪雨があり、石川県の能登は元旦の地震に続く豪雨で家屋崩壊、孤立状態、 亡くなられた人たち様々な災害の試練に遭っています。 国外でも旱魃、洪水の自然災害多く、ウクライナ、ガザ戦争、 そしてイスラエルのレバノン爆撃と多数の命が奪われています。主よ、助けて下さい。
• 9/22 白石B教会の伝道会委員会の企画で「ジーザス」の映画観賞会を開きました。 教会員のご家族の方が数名参加されイエスキリストの生涯、その教え、御業、 十字架昇天に至る物語は神なる御子、 人となられたイエスの崇高な姿をヴィジュアルに実感しました。 人知を超越したイエス様のお言葉の深淵さを正しく探り、 福音の神髄を語らなければと励まされました。
• 9/27  インドで会社経営をしながら福音宣教に励んでいる谷津宣行兄の来訪があり、 何十年ぶりかに会った谷津兄のインド伝道の困難と摂理の主の力ある祝福の実体験を伺いみ名を崇めました。共にインド伝道のための祈りを捧げました。
• 9/28 村上兄の運転で 西多賀聖書バプテスト教会の創造科学講演会に出席しました。 広島大学教授Ⅽ、ヒュアン博士による宇宙の始まりに関するビッグバンモデルと大進化の科学理論の欠陥を指摘され、 太陽系にある地球の中心性と宇宙は神の創造であることを論証されました。 地に住む者のいのちの不思議、創造主である主イエス様の救いに感謝しました。


 妻セイ子さんが天に召されて半年が過ぎました。“早く過ぎ去り、私たちも飛び去る”年月を思い、今日を大切に賢く生きられるように祈ってまいります。
主にある皆様の上に豊かな主の平安と導きがありますように祈ります。    澁谷敬一

俳句・短歌・川柳・その他

  • 山里の 名月どこへ 雲隠れ (ほでなす)

  • 祖母は言う ゲロッ葉食べたと 吾戦争記(ムラウエカン)

  • ふららこは むかしの子らと はしゃぎけり(ムラウエカン)
  •  

<折り・とりなし・感謝> 第一テモテ2章:1節

*<祈り・執成し>

教会の働きと兄姉のために:白石BC(無牧・協力牧師教師澁谷)聖十字架教会、郡山BC(田島ベバリ師)、東京聖書教会(中山師)、高橋清師(創造科学)中野師(泉BC教会、神学校)、大友師(宣教,いのちのパン)外山師(健康)、満好師(健康と働き)、須賀川BC(柴田師)、田場師夫人(沖縄伝道・健康)岡崎師(台湾)長沢師(韓国)谷津兄(インド)創世グループの働き(野田豪一、信光)、田中館姉(健康)、斉藤姉(健康)、福地姉(職場の働きと健康)伊藤姉(子供、父入院))有坂兄姉(働き)、山崎師(健康職務)下山田姉(健康)福士堅兄(TCU学び)エデンの園〈軽費老〉、虹の郷(特老)、福士姉(弟健康)石山姉(健康)宮本兄(働き)野田姉(健康)三澤師(健康回復)、高橋姉(母健康)、谷津姉(健康、仕事)仙台BBS、船岡BBC、交わりの諸教会と信徒の守りと導き。

<来信・感謝>

斎藤姉、福士夫妻、東京聖書、郡山BC、白石BC、福地姉、田中館姉、岡崎姉、長沢師(韓国)、高橋清師、山崎姉、野の花誌、TCU,澁谷兄、大畠師、中沢兄姉、宮本兄、有坂兄姉、エデンの園、創世代表、野田信光兄、東京聖書(竹口師)、吾妻兄姉、下山田姉、福士亮夫妻、岡本姉、山崎師、杉山兄、井上姉、村上兄,近藤姉、矢内姉、トポス(白根姉)、大友師、祈りの家、大槻姉、丸山姉、満好師、佐々木姉、石山姉、岡崎兄、樋口姉、内田兄、村上姉、杉山兄,佐久間兄。佐藤淳兄(広場編集)

<9月奉仕>

白石バプテスト教会:主日礼拝説教 9月1,8,15,22,29, 聖餐式9/15,役員会・月例会9/15。29;教会ヴィジョン司会、聖書クラス9/7/21 .
学び会:地域教会の交わりの強化(ネットワーク)、広報活動。
訪問:仙台、福島方部2か所、他。9/22映画観賞会(ジーザス)9/2 上京バプテスト研究会(トポス)9/26エデンの園聖句。9/30「恵みの広場」誌9月原稿,10/5べテル便り9月号印刷発行 9/28 創造科学講演会(西多賀BC)出席、訪問。

<10月奉仕予定>

白石バプテスト教会:主日礼拝説教10月6,13,20,27, 聖餐式10/20 ;役員会、委員会、月例会10/20、
訪問(仙台、他)、教会のヴィジョンを語る会10/27。エデンの園聖句10/26、べテル便り・恵みの広場誌 10月原稿9/30 べテル 便り印刷発行予定10/5、

<白石BC教会行事>

9月22日   「ジーザス」上映会

* ハレルヤ声の広場:掲載原稿募集中 (300字程度):信仰の気づき、証し、詩歌、俳句等 (兄姉の声を賑やかに出し合い祈りと感謝の紙面を作りましょう)  澁谷敬一