恵みの広場

福島ベテルハウス便り

2024年 5月

発行元:〒960-8202
福島市山口字中ノ内38−1 福島ベテルハウス
責任者:渋谷 敬一
発行所:白石バプテスト教会

2024年5月聖句 

「 あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、 あなたの齢が長くなるためである。」  ( 出エジプト記20:17 )

 五月の第二日曜日は母の日です。 120年ほど前、米国の教会でアンナ・ジャービスさんが母親に感謝して カーネーションをささげたことから米国の祝日となり、 日本でもカーネーションで母の日をお祝いするようになりました。 旧約聖書の十戒の中で人と人との関係の倫理基準として最初に挙げられているのは第五戒 「あなたの父と母を敬え」です。 つまり人間関係で一番重要なものは親子関係であることを示します。 夫婦や兄弟また友人関係も大切ですが人間の幸せは子が親を敬うこと平たく言えば親を認めその恩を忘れないで親を大切にし、 感謝することにほかなりません、カーネーションはその感謝の心のしるしです。 戦後70年、私たちの周りは目まぐるしく変わり少子高齢化社会、人口減少、過疎化社会と言われます。 しかし子を産み育てる親の責任と親の労苦に感謝する親を敬う子の責任は変わることがありません。 いのちを与えて下さった創造主である神の不変の秩序です。 親をないがしろにする子供は厳しい罰が与えらました。 「自分の父または母を打つものは、必ず殺されなければならない」 「自分の父または母をのろう者は、必ず殺されなければならない」(出21:15,17)。 幸せな社会は、親は愛をもってわが子を産み育て、 子は愛をもって親を敬い大切にする親子の愛の心の絆によって出来上がるのです。 「あなたの父と母を敬え。」実行いたしましょう。  


今月の説教

「恐れるな。わたしだ。」ヨハネ6:15-21

 今月はヨハネの福音書の 嵐の湖上を歩く神の御子イエスのしるしからキリスト信者の堅忍の保証を学ぶことにいたしましょう。 15節 5千人の給食のパンの奇跡の結果、民衆はイエスをユダヤ人の王としようとして詰め寄ったのですが、 イエスは民衆を解散させ、弟子たちをカペナウムに帰し、身を避けて一人祈るために山に登ったとあります。 十字架の死による贖いの使命を果たすために父神との密接な交わりをしたのでありましょう。 16-21は弟子たちは舟でカぺナウムに向かう途中で嵐に会い真夜中まで嵐と戦っていました。 何と、驚くことにイエスが嵐の湖上を歩いてきたのです。 イエスは弟子たちに“恐れるな。私だ。”と言って弟子たちを励ましました。 これはヨハネの記す第五の奇跡です。 詳細はマタイ14:24-33. マルコ:6:47-52が記しています。 全知全能の主の力の偉大さと主の弟子たちに対する信仰の励ましを知ることができます。 16-18 弟子たちは舟でカペナウムに向か途中、テベリヤ湖上の嵐にあって難儀していました。 <テベリヤ湖>通常ガリラヤ湖(6:1,21:1)西岸テベリヤの町の名からの呼び名です。 弟子たちの湖上の嵐の遭遇は、パンの奇跡の祝福の後の苦難でした。 イエスの命令に従った結果は嵐の試練の遭遇でした(マタ14:22,マコ6:45)。 信仰は試されます。6:6パンの奇跡の後に真夜中まで嵐と戦う弟子たち。 信仰のあるなしにかかわらず罪ある人間は試練に遭遇します1コリ10:13。 しかし新生信者の試練に耐える信仰には祝福があるヤコブ1:2,12。生みの苦しみ、額に汗の労働、 火の試練(1ぺテ4:12)は喜びに代わるのです(1ペテ1:6-7。19 嵐の湖上を歩いてくるイエス。 <イエスが歩いて船に近づいて来た>ヨハネの記す第5のしるしです。 それは考えの及ばない超自然的奇跡です。


宇宙の創造者支配者なる神(出エ14:21,22)イエスは神の御子キリストである証拠です。 しかし奇跡信仰は新奇を求める浅薄な心で、救いにならない。事実、多くの者は主から離れました。 41,42,60.66.(イスカリオテのユダ)他方イエスを信じ従う人には確信の力となります。 19 嵐の湖上に歩くイエスを見て恐れる弟子たち。<彼らは・・見て恐れた>マコ6:49,50。 嵐の海で弟子たちの船の前進を妨げていた(マコ6:48夜中三時頃に)湖上を歩くイエス。 漁師たちの未経験の驚きと恐れを見ます。(幽霊だと叫び恐れたマコ6:49,50)。 奇跡は普通の人間の信じられない出来事です。 しかし作り話ではない使徒2:22,23.奇跡の事実は12弟子たちの殉教の死に至る信仰の堅忍を育んだ。 20-21湖上も嵐の中でのイエスの励まし<私だ。恐れるな。>嵐の湖上を歩くイエスご自身の、 万能の主のお言葉です。苦難の中に主が共におられる。 インマヌエルの信仰、困難艱難の試練の中で見上げるべき信仰の目は、 全能の主を見てその御声を聞くことです。21<彼らは喜んでイエスを船に迎えた>  心を開いて主を迎え入れましょう。 喜び力が与えられます。全能の主が<わたしだ。恐れるな>と語られる。 試練、苦難にある時こそ主の確かな御声を聞き心眼をもって全能の主を見上げるのです。 恐れは<喜び>に変わります1ペテ1:7。21湖上の激しい嵐を乗り越えて無事にカペナウムに帰った弟子たち。 <船は目的地に着いた>イエスを乗せた弟子たちの船は<無事に>カペナウムに着いた。 この奇跡の出来事は多くの霊的適用に役立ちます。<恐れるな、私だ。>人生の海は嵐が来ます。 主を信じる者にはどんな嵐も乗り越えられる。天の御国の港に到着するまで主が共にいまし助けられのです。 “恐れるな。わたしだ。”最後まで全能の主を信じて従う信仰の堅忍の勝利です。 共に聖歌472[人生の海の嵐]を歌い主を賛美しましょう。
    渋谷 敬一   協力牧師・教師

* ハレルヤ声の広場:掲載原稿募集中 (300字程度):信仰の気づき、証し、詩歌、俳句等 (兄姉の声を賑やかに出し合い祈りと感謝の紙面を作りましょう)  澁谷敬一 

ハレルヤ・声の広場


兄姉の証し(24)  ⅯKa  

箴言の励まし

 昔、派遣社員で洗濯機の工場で働かせて時期があります。その時、同僚の人から 突然「お前、根性が曲がっているでしょ。」と言われたことがありました。 すかさず正直に「はい」と答えたことを覚えています。 箴言に「心の曲がった者は主に忌みきらわれる。 しかしまっすぐに道を歩む者は主に喜ばれる」(11:20)と言う御言葉があります。 心が未熟で捻くれている私ですが、神様に変えていただきながら歩めればと思っております。 辛いことが多い日々、心が動揺する毎日です。箴言に「打って傷つけるのは悪を洗い落とすため、 腹の底まで打ちたたけ。」(20:30)と言う御言葉があります。 お世話になった多くの方々を裏切って、もう70を過ぎました。 この御言葉が今、わたしの支えと励ましになっております。 日々、祈りながら、神様のお守りとあわれみの中で、 少しずつでも御心に叶うような者に変えていただいて、きよめていただいて、 そのような人になれればと祈りながら、 日々生かされていますこと本当に感謝です。  アーメン

<5月雑感>

 セイ子姉が天に召されて二か月、老年のせいでしょうか。時が経つのは早すぎます。 正に“自分の齢は一息のように”詩90:9の実感です。 あれやこれやと飛び回り、妻のいない寂しさは隠れているようです。 *5/12 礼拝後、村上兄の運転奉仕で白石から船岡BCの礼拝に出席しました。 大友牧師(塩釜BC)と20数年ぶりにお会いして旧交を温めたわけですが、 実のところ白石教会の牧師探しのためもありました。 大友先生は仙台多賀城地域での宣教拡大(宮城宣教ネットワーク)と、 東日本大震災時の災害者のボランテヤの援助活動(NPO法人、いのちのパン) の奉仕をされ今も続けておられます。 大震災以来、信徒指導者を育成し信徒の家を開放しての“家の教会” を拠点としての仙塩地区の教会ネットワークを立ち上げ、地域に根差した宣教を推進しています。 (「東日本大震災と教会増殖」大友著)先生との面談と著書から大いに啓発されました。 初代教会の宣教原理を大震災後の被災地、 少子高齢化の東北という地域にある教会に適用した教会の実践的在り方は過疎化していく地域教会に大いに励ましとなると思います。 *5/20 東京の“とぽす”(お茶を飲みながら様々な悩みを抱えている人のカフェ「親と子の相談室」)で今年二度目のバプテスト研究会があり私も出席しました。 17世紀英国を舞台とした、バプテスト教会の始まりをテキストを読みながらの討論でした。 国家的、宗教的様々な弾圧苦難の中で聖書に基づくバプテスト教会の信仰形成の歴史の一端を学びました。  “とぽす”の先生はアートセラピストであり伝道師の白根良子師です。 白根先生は私と同じ大学の後輩で福島バプテスト教会で数年共に礼拝していた姉妹です。 年に一度開かれる絵画展“とぽすとその仲間たち”は、今年で27回だそうです。 素晴らしい奉仕です。おいしいデナー(昼食)に感謝しました。 べテル農園?の野菜は雨不足で不作でしたが、インゲン、カリフラワー、キャベツなど


幾人かの人に差し上げ食べていただきました。 ジャガイモをイノシシから守るため網を張りました。 べテル便り「恵みの広場」5月号ができました。 共に宣教の担い手であり、祈りの友の皆様の健康と平安を祈っています。 お祈り感謝したします。マラナタ主よ来てください。   渋谷敬一

俳句・短歌・川柳・その他

  • 雨上がり
      呼び声 さわやか
        ホーホケキョ(ほでなす)
  • なぐさめよ
      今年も咲いたよ
        アマリリス (ほでなす)
  • みどり燃ゆ いやしの笑顔 今ここに
                   (セイ子姉を思いつつ) (Reiko)
  • わが霊を 主にまかせて  Let it be.  (ムラウエカン)
  •    

<折り・とりなし・感謝> 第一テモテ2章:1節

*<祈り・執成し>

教会の働きと兄姉のために:白石BC(無牧・協力牧師教師澁谷)聖十字架キリスト教会、郡山BC(無牧)、東京聖書教会(中山師)高橋清師(創造科学)中野師(教会、神学校)外山師(健康)、満好師(健康)、須賀川BC(柴田師)、田場師夫人(沖縄伝道・健康)岡崎師(台湾)長沢師(韓国)創世グループの働き(野田豪一、信光)、田中館姉(健康)、斉藤姉(健康)、福地姉(職場の働きと健康)伊藤姉(子供、父入院))有坂兄姉(働き)、山崎師(健康職務)下山田姉(健康)福士堅兄(TCU学び)エデンの園〈軽費老〉、虹の郷(特老)、福士姉(弟健康)石山姉(健康)宮本兄(働き)、野田姉(健康)三澤師(健康回復)、仙台BBS、船岡BBC、交わりの諸教会と信徒の守りと導き。

<来信・感謝>

斎藤姉、福士夫妻、東京聖書、郡山BC、白石BC、福地姉、田中館姉、岡崎姉、長沢師(韓国)、高橋師ご夫妻、山崎姉、野の花誌、TCU,澁谷兄、大畠師、中沢兄姉、宮本兄、有坂兄姉、エデンの園、創世代表、野田信光兄、東京聖書(竹口師)、吾妻兄姉、下山田姉、福士亮夫妻、岡本姉、山崎師、杉山兄、井上姉、村上兄,近藤姉、矢内姉、トポス(白根姉)、大友師、祈りの家、大槻姉、野間姉、柴山姉、丸山姉、満好師、十字の園、佐々木姉、斎藤姉、谷津姉来訪5/3

<5月奉仕>

白石バプテスト教会 主日礼拝説教 5月5/12/19/26,  聖餐式5/19
学び会:広報活動、週報内容検討、地域教会との交わりの強化(継続)、5/12母の日感謝会、白石教会の役員会,月例会5/19,
べテル便り「恵みの広場」誌5月号、原稿、印刷発送(6/5-10) エデンの園聖句原稿5/26 広報誌原稿5/29、 訪問2か所、船岡SBC(大友師)5/12、バプテスト研究会(東京とぽす)5/20。納棺埋葬式(十字の園)5/15,24二件。三育学園理事会5/28.

<6月奉仕予定>

白石バプテスト教会 主日礼拝説教 6月2.9.16.23.30,  聖餐式6/16,役員会例会。
学び会:地域教会の交わりの強化(ネットワーク)、広報活動。み言葉と気づきの証。6/16 父の日感謝会 、訪問:仙台方面、他2か所,エデンの園聖句6/26 べテル便り「恵みの広場」誌6月原稿6/29 べテル便り5月号印刷発行 7/5。創世福祉事業団理事会6/10。

<白石BC教会行事>

3月31日 イースター礼拝・記念会
5月12日 母の日
6月16日 父の日