恵みの広場

福島ベテルハウス便り

2024年 4月

発行元:〒960-8202
福島市山口字中ノ内38−1 福島ベテルハウス
責任者:渋谷 敬一
発行所:白石バプテスト教会

2024年4月聖句 

イエスは言われた。「たしはよみがえりです。いのちです。私を信じる者は、死んでも生きるのです。」(ヨハネ11:25)

 ラザロの墓の前でイエス様は“ラザロよ。出てきなさい。”と命じ、 墓の中からラザロをよみがえらせました。 戦死であれ病死であれ死はなんと恐ろしく悲しいことでしょう。 死はすべてを呑み尽くす人類の敵です。 なぜ人間は死ぬのでしょうか。聖書は罪を犯したため死が全人類に及んだと教えています。 3月30日はキリストの復活を祝うイースター(復活祭)です。 二千年前、主イエス様は全人類の罪の身代わりとなって十字架で死にましたが三日目に甦られました。 甦られたイエス様は恐るべき死を滅ぼし、罪と死の呪いから人類を解放してくださいました。 死に勝利し復活されたイエス様を信じる人はラザロのように死んでも生きる永遠のいのち、 復活のいのちを戴くのです。 “わたしを信じる者は死んでも生きるのです”復活された救い主イエス様のおことばです。  


今月の説教

「わが神よ。どうして」マルコ 15:21-41

 受難週を迎えてイエスキリストの十字架刑と十字架を取り巻く人々の姿から神の愛とキリストへの信仰の応答を学びましょう。 15:1-21 ゴルゴタへの道。早朝のローマ総督ピラトによる裁判  ユダヤ人の指導者たちと扇動された群衆の不当な訴え。 罪なきイエスの十字架死刑判決、バラバの釈放、イエスの鞭打ち、 茨の冠、葦の棒のたたき、嘲弄の行為、唾、衣をはぎ取り、十字架を背負わせた。 処刑場ゴルゴタの丘まで、疲労と激痛の中で十字架を負い悲しみの道ヴィア・ドロローサを進んだイエス。 十字架を担いきれずクレネ人シモンが変わって十字架を背負うほどであった。 ゴルゴタの丘での架刑。 「わが神よ。どうして」イザヤの預言した苦難の僕の肉体的霊的苦悩の叫びである(イザ3:4,5,7,8)。 22-32 十字架につけられるイエスを取り巻く人々の罪深い不信仰の態度を見る。 十字架の処刑はゴルゴタの丘で行われた22。 裸にされ釘打上げられて午前9から午後3時の死に至るまでの6時間、 その激痛の中で(没薬を混ぜた葡萄酒は飲まなかった)二人の強盗と共にイエスは犯罪人として架刑された。 イエスの罪状書きは「ユダヤ人の王」15:2,12。「救い主」「イスラエルの王」「三日で神殿を建てる者」 「十字架から降りよ」反抗的不信の罪を示すあざけりの言葉、奇跡をもって自分を救えと嘲笑する祭司長、 律法学者群衆の罵りと嘲りの言である。29-32。 彼らの霊的堕落と不信仰、傲慢、無知の言葉である(ロマ1:18,24,28-32;3:18)。 それはイエスの言行の事実を証明している。 ナザレのイエスはイスラエルのメシヤ王である。 33-38 神から捨てられたイエスキリストの姿。 午後3時、全地は暗黒に覆われた。神の超自然的な御業であり、神の呪いの印であった。 <エロイ、エロイ、ラマサバクタニ.>アラム語<わが神よ。 どうして、私をお見捨てになったのか>詩22:1 大声で叫ぶ、


<罪なき神の御子>が父神から呪われ捨てられ全くの孤独絶望見捨てられた魂の苦脳の叫びである。 それは罪ある人間の身代わりとなって滅びの刑罰を受けた聖なる神の小羊の叫びである(イザヤ53:12;1ぺテ2:23;2コリ5:21;ガラ3:13;ヨハ10:11,17,28)。 イエスの叫びを聞いた幾人かの反応は<エリヤを呼んでいる>であり旧約の力ある預言者エリヤが助けるのか(エリとエリヤ35)。 37<大声を上げて息を引き取られた>大声は勝利の大声である(34)。 ヨハ19:30は<すべてを完了した>と記している。 主の贖罪の使命の達成、この世に受肉された主の目的の成就を意味した。 贖いの完了、信仰義認である。ロマ3:23,24。38<神殿の幕が真つ二つに裂けた>聖なる神の隔ての幕は切割かれ開かれた。 今やキリストを通して神に直接会うことができる道が開かれたのであるへブ10:19-22。 39―4愛されたイエスキリストを見る。 39十字架は強盗だけでなく、異邦人ローマの百人隊長を信仰に導いた<この方はまことに神の子であった>初心の信仰告白である。 血だらけの無残なキリストを見ての告白イエスの聖なる峻厳性に圧倒された。 40,41<遠くから見ていた女たち>がいた。弟子たちの母、イエスにいつも仕えていた女たち。 最後の受難の時にそばにいた女の人たちの恐れを知らぬ愛と信仰見る。 弟子たちは四散し葬りにもいなかったが女たちはいた。43-47。34節 <わが神 我が神 どうして私をお見捨てになったのですか>。 ヘブ4:15-16。私たちの罪のため、身代わりとなって神に捨てられた贖い主イエス様の絶大な愛に心から感謝し信じてまいりましょう。
    渋谷 敬一   協力牧師・教師  

ハレルヤ・声の広場


福音宣教牧会余話 渋谷 敬一  

福島べテルハウス支援同労者

 “キリスト・イエスにあって私の同労者であるプリスカとアクラによろしく伝えてください” 使徒パウロのローマ人への手紙の結びの挨拶の一節です。 そこには福音宣教に関わった人たちに対するパウロの感謝の思いが生き生きと描かれています。 ロマ書は使徒パウロの第三次伝道旅行の終わり頃(AⅮ57年)にコリントからカイザルの膝元のローマのクリスチャンたちにあてて書かれた手紙です。 パウロの異邦人のための福音宣教開始から14,5年たっていたと思われますが、 40に及ぶ多くの宣教支援者、同労者、家の教会が使徒の宣教に関わっていたかがわかります。 仙台から福島に来てベテルハウスを拠点としての伝道の働きの32年間、 その宣教当初から私の宣教のために今日まで続けて祈りご支援くださった兄弟姉妹、 挙げればきりがないほどです。伝道は一人ではできません。 家族の協力はもちろんですが心ある方々の祈りとご支援の賜物としての伝道です。 パウロにはアクラやプリスカ、バルナバやシラス、マルコやテモテの同労者がおりました。 「この人たちは自分の命の危険を冒して私の命を守ってくれたのです。」 とアクラ・プリスカ、エパネトそしてその家の教会の皆さんに感謝を捧げています。(ロマ16:3,4)。 福島に引っ越しの手伝いの田中館姉や木村兄、聖光学院創設者野田新弼先生、 豪一、信光、創世グループ・エデンの園での働き(高齢者施設での聖書講和、幼稚園での聖話)が与えられました。 働き人を大切にした佐藤キミ姉のお世話御配慮がありました。 仙台の諸兄姉、今日まで変わることなくご支援くださっている有坂兄姉、中沢兄姉、福士兄姉とご家族、 岩谷兄姉、斎藤姉、田中舘姉ご一家、石山兄姉、松浦家族、渋谷兄姉、後藤師、高橋師ご夫妻、大黒師、 大畠師、万好師ご夫妻、柴田師夫妻、下山田姉、宮本兄、福地姉、仙台聖書バプテスト教会、 福島第一バプテスト教会(解散)、聖十字架福音教会、白石バプテスト教会、広場誌編集の佐藤兄、 その他たくさんの方々の祈りがあっての32年に及ぶ福島での高齢者者伝道でした。 “行く所を知らずして”ではありませんでしたが、主は摂理の導きを通して諸兄姉を与え、 恵みに恵みを加えて下さり今があることを思い心からハレルヤです。 主に感謝いたします。毎日の祈りのうちに覚えさせていただいております諸兄姉、諸教会に感謝いたします。

俳句・短歌・川柳・その他

  • 春かすみか  
      黄砂舞い降り
         信夫山 (ほでなす)
  • 花海棠   
      妻の笑顔を
        映し出し  (ほでなす)


<折り・とりなし・感謝> 第一テモテ2章:1節

*<祈り・執成し>

教会の働きと兄姉のために:白石BC(無牧・協力牧師教師澁谷)聖十字架キリスト教会、郡山BC(無牧)、東京聖書教会(中山師)高橋清師(創造科学)中野師(教会、神学校)外山師(健康)、満好師(健康)、須賀川BC(柴田師)、田場師夫人(沖縄伝道・健康)岡崎師(台湾)長沢師(韓国)創世グループの働き(野田豪一、信光)、田中館姉(健康)、斉藤姉(健康)、福地姉(職場の働きと健康)伊藤姉(子供、父入院))有坂兄姉(働き)、山崎師(健康職務)下山田姉(健康)福士堅兄(TCU学び)エデンの園〈軽費老〉、虹の郷(特老)、福士姉(弟健康)石山姉(健康)宮本兄(働き)、野田姉(健康)三澤師(健康回復)、仙台BS、あだたらキャンプ、交わりの諸教会と信徒の守りと導き。

<来信・感謝>

斎藤姉、福士夫妻、東京聖書、郡山BC、白石BC、福地姉、田中館姉、岡崎姉、長沢師(韓国)、岡崎正兄、高橋師ご夫妻、山崎姉、野の花誌、TCU,鴫原姉、澁谷兄、大畠師、中沢兄姉、宮本兄、有坂兄姉、創世代表、野田信光兄、東京聖書(竹口師)、吾妻兄姉、下山田姉、岡本姉、山崎師、杉山兄、井上姉、村上兄,近藤姉、矢内姉、小山姉、トポス(白根姉)末沢姉、佐々木姉、末永姉、丸山姉、野間姉、聾話BC、

<4月奉仕>

白石バプテスト教会 主日礼拝説教 4月7/14/21/28
 学び会:奉仕分担、広報活動(週報、集会案内、チラシ他)4/21 聖餐式、月例会、
 べテル便り「恵みの広場」誌4月号、原稿、印刷発送(5/5-10)
 エデンの園聖句原稿4/28 広報誌原稿4/28,29、創世グループ木曜会(幹部会)4/23 4/27 白石教会宿泊、 4/28 船岡SBC訪問礼拝出席、田中舘姉訪問、山田兄姉宅訪問

<5月奉仕予定>

白石バプテスト教会 主日礼拝説教 5月5/12/19/26, 聖餐式5/19
  学び会:広報活動、週報内容検討、地域教会との交わりの強化(継続)、白石教会の 役員会,月例会5/19,  
 べテル便り「恵みの広場」誌5月号、原稿、印刷発送(6/5-10) 
 エデンの園聖句原稿5/26 広報誌原稿5/29 訪問(白石・仙台方面)他。

<白石BC教会行事>

3月31日 イースター礼拝・記念会
5月12日 母の日
6月16日 父の日

<4月雑感>

 妻セイ子姉の召天から1か月が過ぎました。 老いのせいでしょうか日時の過ぎることの早いことを感じます。 4月も様々な奉仕に追われ?と感じていますが、イエス様の与えて下さった恵みの奉仕に感謝しています。 4月23日創世グループ木曜会(幹部会)があり私はみ言葉と祈りのご奉仕に当たりました。 野田代表の指揮のもとに約60人の幹部職員が一堂に会し、新年度のスタートを祝いました。 べテル開設当初から、保育・幼稚園、老人福祉施設の経営に当たる創世グループのチャプレン・牧師として32年間 奉士をさせていただきました。 主のみ名を崇め感謝いたします。GWの5月、皆様のご健康 と主にある平安をお祈りいたします。
                 渋谷敬一

* ハレルヤ声の広場:掲載原稿募集中 (300字程度):信仰の気づき、証し、詩歌、俳句等 (兄姉の声を賑やかに出し合い祈りと感謝の紙面を作りましょう)  澁谷敬一