恵みの広場

福島ベテルハウス便り

2024年 1月

発行元:〒960-8202
福島市山口字中ノ内38−1 福島ベテルハウス
責任者:渋谷 敬一
発行所:白石バプテスト教会

2024年1月新年聖句 

「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。 古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」 (2コリント5:17)

 新年を迎えて、今年も様々な抱負や願いをもってスタートした事と思います。 「温故知新」の示すように昨年の反省を踏まえて今年はこうして行こうと決意した事もあるでしょう。 聖書も新しく生まれ変わって全てが新しくなる生き方を教えています。 “古いものは過ぎ去って”とありますが、 “古いもの”とは神とは無縁の世間や自分の考えを基準にする自己中心的自我欲を充足する生き方です。 昨年の歩みを振り返って見ますと願った通りに行かない多くの失敗や残念なことがありました。 自分の怠惰や無思慮な欲に絡んだ行動が原因でもありました。 色々やってみても心はうつろで満足のいかないものでしたか。 今年こそ生まれ変わった気持ちで行こうと決心したでしょうか。 聖書は“だれでもキリストにあるなら、その人はあたらしく造られる”と教えています。 イエスキリストは神と人間を隔て人間を惨めにしている罪から救う(贖う)ために十字架に死に三日目に甦りました。 キリストを自分の救い主と信じる人は罪ゆるされ神の祝福、本当の心の平安と満ちたれる喜びをいただきます。 新生した心は、神に祈り神に喜んでいただける生き方をするように変えられるのです。 その人は新しく造られた者です。世間の様々な考えに惑わされ悩むことはもうありません。 “古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。”イエス様を信じてまいりましょう。  


今月の説教

「新年の今を生きる」 エペ5:15-17

 新年早々、元旦の能登の大地震2日の羽田飛行場での旅客機事故があり、 一体今年はどんな年になるのでしょうか?新しい年を迎え、 今年はこうしてああしてと様々な目標を掲げ期待抱負をもってスタートした事でしょう。 この世に生を受けてからこの年まで生かされている事に感謝しみ名を崇めます。 今日のこの時、いのちの恵みを覚えながら今を生きることの大切さを受けて新年のメッセージといたします。 使徒パウロは獄中の中で書いたエペソ教会に宛てた手紙の中で、 今の時を大切にする賢い生き方を求めました(エペ5:15-17)。 光陰矢の如く毎日が速く過ぎて行きます。詩篇90:10。 モーセも“自分の日を正しく数える”ことができるように神に教えられ、 知恵の心を与えて下さいと祈っています12節。私たちは今のこの時に賢い生き方をしているでしょうか。 賢い生き方とは世間が言う世渡り上手の生き方ではありません。 10<主に喜ばれることは何であるか>17<主の御心を悟る>であり神の御心を知り御心を行う生き方であることが解ります。 毎日、あれやこれやとやることは一杯あります。 そのほとんどは瑣末のことであるように思えます。 でも思っただけでやらない事が多く明日に延ばします。 しかし賢い生き方とは今の時を大切にする即ち神に喜ばれることを実行することです。 使徒は16節で、<機会を生かして用いなさい>と命じています。商売人が儲けのために物資を買い占めるように今の時を生かし大切に有効に使うという意味です。タイム イズ マネーですね。 <時>は神の賜物ですから<時を買い占め><十分に生かして用いる>ことです。


神の御心即ち良い事をする時を手にするためには犠牲が伴います。 怠けていては手に入りません。 機会を生かしてと勧める理由は<悪い時代だからです>。 周囲の悪魔的な正義や善の無視真実のない邪悪な時代の中でただ消耗して行く、 何も手にできない時間のことを考えると賢い<時>の使い方を身に着けなければなりません。 神は<今の時>を人間に平等に与えています。 私たちは今この時に生きている。過去はすぎ去り今の中にはない。未来はまだ来ない。 今の時に明日の事を誇るのは愚かです。箴言27:1。 今この時を大切にしての毎日を積み重ねてまいりましょう。 伝道9:10を見ましょう。三つの点に注目して下さい
1)今の時を生きるとは<やりなさい>今の時を神の喜ばれる隣人の幸せのために力を尽くして生きて行く <やりなさい> 思っているだけでなく実行に移すこと。
2)<手のなしうること>今出来る事をする。 出来ないことも万とあるが出来る事をする。今する。明日に伸ばさない。 “今日の怠慢をあす償おうなどと考えるな、出来ることは今すぐせよ”スポルジョン。
3)<力を尽くして>熱心にする。精一杯の働きです。出し惜しみしない生き方です。 現実の自分は弱い、出来ないと思う。 しかし主を待ち望む信仰の手を広げ、助けていただくのです(イザ40:31)。 知恵と力は神に祈り与えていただくという執拗な信仰が必要です。 信仰の祈りで始め、感謝の祈りで終わる一日です。 充実した一日は,自分に与えられた賜物、頭脳才能、力、時間、 持っているものすべてを使って精一杯<今この時>を大切にして生きる事です。 時を買い占めなさい。(エペ5:16)。今しないでいつするのですか?(伝道9:10)。

          渋谷 敬一 協力牧師・教師

ハレルヤ・声の広場



古代オリエントと旧約聖書 杉山 元夫(バプテスト研究会メンバー)  

 19歳で信仰を持ち、大学卒業後都内の私立高校の社会科の教師になった私は、 世界史のオリエントの歴史で、イスラエルの歴史を教えることになった。 そこで驚いたことは、イスラエル国家はモーセの出エジプト事件でできあがったのであって、 それ以前の族長時代は神話、作り話だと教科書で書かれてあることだった。 生物の進化論といい、折角教会で教会学校で教えられた歴史に基づいた聖書の信仰が、 学校教育でくずされていく現実に直面して愕然とした。  そこで紀元前20世紀のアブラハム時代のオリエント地方のめざましい発掘を生徒に紹介して、 アブラハムのパレスチナ地方への旅行が、平和なマリ王国の時代だから、 現在では5つのパスポートが必要だが、ノーパスポートで実現できたことを伝えた。 ダビデ、ソロモン時代のイスラエル国家の繁栄は教科書で太字で記されている重要事項なので、 歴史的事項として認められているので問題ないが、紀元前11世紀の考古学的発見は今のところない。 ソロモン以後の南北分裂時代にはある。 聖書に書かれた事件が考古学的発見で裏付けられる著名なものは「ブラックオベリスク」で、 高さ2㍍で、紀元前841年のアッシリア王シャルマネセル3世の遠征記録が記され、 5カ国から貢物の行列が浮き彫りで描かれている。2段目にイスラエルの王エフーが平伏する姿がある。 1列王19章16節、2列王9章。このレプリカは御茶ノ水のCLC内の「聖書考古学資料館」に陳列されている。 そのほか紀元前7世紀の「テイラー-プリズム」にはアッシリア王セナケリブの遠征記録が記されている。 その中にユダの王ヒゼキアについて記録されている。 彼はヒゼキアを「籠の鳥のようにエルサレムに閉じこめた」と言っている。 聖書は「ヒゼキア王の第14年に、アッシリア王のセナケリブが、ユダのすべての城壁のある町々を攻めて、 これを取った、、、」と書き。聖書は歴史を正確に伝えている。2列王18章13~19章37節。イザヤ36~37章参照。 さらに古い碑文として、「メシャ碑文」がある。 これはモアブ王メシャが、イスラエルとの戦いなどをモアブ語で記した記念碑である。  聖書の記録がオリエント史の9世紀まで考古学的に裏付けられる例は、私の知っている限りない。 私は20年前から「聖書考古学資料館」の会員となって、今も続けられている聖書考古学の情報を得ているが、 聖書が神話や作り話ではなく、歴史的にも裏付けられた神の言葉であるという確信を強くもつ。 以上

俳句・短歌・川柳・その他

  • もうたくさん下げる頭が多すぎる(ほでなす)
       ( 自民党派閥不正裏金問題 )
  • 降誕祭 喜び歌い きりたんぽ  (ムラウエカン)

* ハレルヤ声の広場:掲載原稿募集中 (300字程度):信仰の気づき、証し、詩歌、俳句等 (兄姉の声を賑やかに出し合い祈りと感謝の紙面を作りましょう)  澁谷敬一 

<折り・とりなし・感謝> 第一テモテ2章:1節

*<祈り・執成し>

教会の働きと兄姉のために:白石BC(無牧・協力牧師教師澁谷)聖十字架キリスト教会、郡山BC(無牧)、東京聖書教会(中山師)高橋清師(創造科学)中野師(教会、神学校)外山師(健康)、満好師(健康)、須賀川BC(柴田師)、田場師夫人(沖縄伝道・健康)岡崎師(台湾)長沢師(韓国)創世グループの働き(野田豪一、信光)、田中館姉(健康)、斉藤姉(健康)、福地姉(職場の働きと健康)伊藤姉(子供、父入院))澁谷セ姉(介護施設入所)有坂兄姉(働き)、山崎師(健康職務)下山田姉(健康)福士堅兄(TCU学び)エデンの園〈軽費老〉、虹の郷(特老)福士姉(弟健康)石山姉(回復健康)宮本兄(働き)、野田姉(健康)三澤師(健康回復)、仙台BS、交わりの諸教会と信徒の守りと導き。

<来信・感謝>

斎藤姉、福士夫妻、東京聖書、郡山BC、白石BC、福地姉、田中館姉、岡崎姉、長沢師、(韓国)、岡崎正兄、高橋師ご夫妻、山崎姉、野の花誌、TCU,鴫原姉、澁谷兄、大畠師、中沢兄姉、キヨ子・規子姉、宮本兄、有坂兄姉、エデンの園、創世代表、野田信光兄、東京聖書(竹口師)、吾妻兄姉、下山田姉、福士亮夫妻、岡本姉、山崎師、大黒師、杉山兄、井上姉、村上兄,近藤姉、末沢姉、野田夫妻、矢内姉、小山姉、内田兄姉、大森姉

<1月奉仕>

白石バプテスト教会 主日礼拝説教1/7,14,23,30
 学び会 : 奉仕分担表作成1/28。
 ベテル便り1月号:恵みの広場誌、原稿、印刷、発送準備(1/5-10)
エデンの園便り聖句原稿 1/26 、 面談、訪問 2か所、役員会1/21  月例会1/21  創世グループ新年礼拝 1/4 バプテスト研究会1/15

<2月奉仕予定>

白石バプテスト教会 主日礼拝説教2/4,11,18,25
 学び会: 教会の使命マタイ28:29,20 教会礼拝 奉仕分担表作成2/4,バプテストの政治:広報活動、週報、他教会との協力関係
 ベテル便り「恵みの広場」誌2月号、原稿、印刷、発送(2/5-10)
 エデンの園便り聖句原稿2/26 広場誌原稿2/25 その他 訪問
 白石BC2月役員会・年次総会、

<白石BC教会行事>

2024年2月   2024年総会

<1月雑感>

 能登半島地震から3週間死者233人避難者1万5378人被害住宅37119棟を数える大惨事です。 慰めと励ましそして復旧のため祈る毎日です。 1月16日、久しぶりにバプテスト研究会(東京トポス)に参加しました。 先生方との会話の中でいずこも働き人の少ない現実を知りました。 協力牧師の働きをさせて頂いている白石バプテスト教会も牧師を求めて十数年が経ていますが未だ与えられてはいません。 まさに『働き手が少ない』現実です。収穫の主に働き人を送って下さいと祈り続けています。 主イエスは弱り果て倒れているかわいそうな羊たちのために働き手が与えられるように祈りなさいと命じています。 マタイ9:35-38。日本のみならず世界中の混乱の渦の中で苦しんでいる人々の救いと幸せのために労する働き人が起こされますようにと祈り続けましょう。 昨年米寿を迎え、気力体力の老いを実感する毎日ですが、主の助けにより日々に新しくされて主のご奉仕に当たりたいと願っています。 セイ子姉は介護施設に再入所しました。ベテルハウスの働きも32年、ハウスの土台の補強をいたしました。 感謝です。 ご支援くださる祈りの友の皆様の上に主イエス様の恵みが豊かにありますように祈っています。(澁谷敬一)