恵みの広場

福島ベテルハウス便り

2023年 10月

発行元:〒960-8202
福島市山口字中ノ内38−1 福島ベテルハウス
責任者:渋谷 敬一
発行所:白石バプテスト教会

今月の聖句 

「神は・・・恵みをもって、天から雨を降らせ、実りの季節を与え、食物と喜びとで、 あなたがたの心を満たして下さったのです。」      (使徒14:17)

 今までに経験した事のない猛暑が続きこれからどうなることかと戸惑う毎日でしたが “暑さ寒さも彼岸まで”ということで彼岸が過ぎて福島も朝夕めっきり涼しくなりました。 柿、栗、梨、葡萄、林檎と果物王国福島も実りの秋を迎えます。  それにしても、ロシアのウクライナ侵攻から1年9か月、 広大なウクライナの穀倉地帯は戦場と化し幾つかの穀物貯蔵倉庫は爆撃消滅しました。 世界中への穀物輸送も黒海のロシア軍艦を恐れ、難儀しています。 中東アフリカ諸国の紛争、内乱、旱魃などで飢餓状態にある人たちに穀物(パン)が届かないでいます。 戦争は神の恵みを奪い取っています。 欲深い人間の不信感、復讐心、闘争心、 征服欲が世界の経済的社会的混乱を引き起こし国連機関は全く機能しない由々しい状況です。 それでも恵みの神は忍耐をもって神を信じ悔改めることを望んでおられます。 神は太陽と雨をもって実りの季節を与え、 食物と喜びをもって“生きるって素晴らしい”と感謝する幸せを与えて下さいます。 実りの秋は創造者なる神の自然の恵みの賜物です。 イエス様は「天の父は悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、 正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。」 と言われて神が慈愛と恵みの神である事を教えられました。 飢えや戦争のために尊い命を落とす何万もの人々、 他方あり余った大量の食物を廃棄処分する人々がいます。 “産めよ増えよ地を満たせ”と人間を創造された神は、 太陽と雨をもって実りの季節を与え全人類が心を満たし幸せに生きられるようにされました。 問題はこの神の恵みを無視した人間の利己的欲望、 罪の心にあるのです。 「しかし,わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、 迫害するものために祈りなさい。」(マタイ5:44)  

終末論
 死と死後について(3)
世界の終りはあるのか。

問: この天地自然全世界の終りがあるのでしょうか。あるとすればそれはどのようなものですか

答: 聖書はキリスト再臨に伴う天地の滅び世界の終りを教えています。人間の不信仰と罪の欲望の世界は神の裁きの火によって燃え崩れ、サタンと不信者も滅ぼされます。 そして神は新しい天と地を創造し、再臨された主イエスキリストが義と平和をもって支配する永遠の王国ですべての聖徒たちと共に支配されます。(マコ13:31;2ペテ3:10:-13;黙示21:1,5。ロマ8:21,22) “この天地は滅びます。”

 私たちの住む世界・地球は永遠に存続する安心安全の生存を保証しているでしょうか。 一寸先が闇の人間には測りかねます。 ブラックホールで有名なホーキング博士は50年前に 「高度な文明を持つ地球は自然の環境が破壊されて100年で消滅する」 と言ったそうですが(毎日新聞、亀井静香氏言)地球滅亡の終末を憂える有識者も数多くいるようです。 確かに、原発、原子兵器とCo2の地球汚染から、地球温暖化、気象変動、大規模災害、 地球環境の変貌が挙げられています。 更に重大な地球滅亡の要因として聖書が予言しているのは世の終りの日のキリスト再臨による裁きの時には、 偽預言者、偽キリストの出現、民族、国家間の敵対紛争、戦争多発、 あざける者達のキリスト再臨や裁きの否定、 滅亡はないと豪語して自分たちの欲望のままに生きる人たちが多く出て来る時代になると語っています。 特に使徒ペテロはキリスト再臨による裁きと天地地球の消滅は、

預言者たちと救主キリストそして使徒たちによって語られた間違いない神の啓示であると主張しています。 聖書はこの世界はユートピアの実現に向かう歴史ではなく、 獰猛なサタンの活躍と大患難の厳しい歴史の終末を予言しています。 ペテロはかつて世界は大洪水で滅び、不敬虔な者に対する神の忍耐の末に、 今度はキリストの再臨と共に突然に天の万象、地と地上のすべては焼滅する火による刑罰がある事を語っています(1ペテ3:10,12;マコ13:24,25)。 キリストはこの世を裁くため再臨します。 その時、福音に従わない不信者に対する永遠の滅びの刑罰の報復があるのです。(2テサロ1:8,9)  しかし天地は消滅で全てが終わるのではありません。 罪を悔改めて、福音を信じる人々は復活の祝福を戴き(Ⅰテサ4:13-18) 正義と平和の支配する再創造された新天新地の御国を受け継ぐのです。(2ペテ3:13)。 私たちは飲み食い娶り嫁ぎの毎日を過ごしていますが、滅びがないのではありません。 突然に、一日は千年と言われる時空を超えた主の再臨と恐ろしい滅びの時が来ます。 私たちは罪を悔改めキリストを信じ目覚めて祈る聖い敬虔な生き方に励むのです。 そして世界にあまねく福音を伝え、その日が来るのを早める事に励む責任があります。(2ペテ3:11-14 )。 “私たちは神の約束に従って、正義の住む新しい天と地を待ち望んでいます。”     渋谷 敬一 協力牧師・教師

ハレルヤ・声の広場

兄姉の証し(1)   村上 寛

詩  ノアのように。
  9月17日に開かれた創造科学講演会に寄せて

欲望の果てに捨てられたガスは、天を覆い、
熱を帯びた海は、たまらず湧き上がる。
空は大粒の涙を流し、
嘆き裂けて地は、崩れ落ちる。
生き物らも、その住処を追われて叫ぶ、
「どうして、こうなってしまったのだ」と。

人は神を恐れず、 「神はいない」と言い、
サルに向かって「あなたは私を生んだ」 と言う。
サルから生まれた人々は言う、
「大丈夫。 安全、安心です。だんだん良くなって来ますから、 100億年後は完璧です」。
王たちは自分の利権に走り、成すすべもなく手を拱く。
悪者は人をだまし、盗み、血を流す。
汚れた天地は滅び去ることだろう。

たとえ、山々が海のなかに移ろうとも、
たとえ、水かさが増して山々が揺れ動いても、
ノアのように言おう。
神は、われらの避け所、また力。
苦しむとき、そこにある助け、と。

<牧会余話、10月雑感>

 数日前、“祈りの家教会”(石巻)の阿部先生の奥様から懐かしいお便りをいただきました。 月報“シャアール誌”によって励まされ祈っていただいている事を感謝しています。 12年前の東日本大震災の災害支援のために長い間労されたご夫妻です。 レムナントの信仰、アドナイ・イルエの信仰で頑張っておられる阿部先生ご夫妻の働きがいよいよ祝されますように祈りました。 昔、信仰の父アブラハムは神の命令に従って最愛の息子イサクを神に捧げました。 神はイサクに代わる雄羊を犠牲として備え、イサクは助かりました。“主の山には備えあり”(アドナイ・イルエ)です。 創22:12-14。信仰者たちは「主の備えあり」を少なからず体験している事ですが、 私も70年近い信仰生活の中で数多くの主の恵みの備えを経験しました。 米国オレゴン州ポートランドにあるウェスタンバプテスト神学校に留学した時のことです。 ルームメイトとなったトムさんはとても親切な人で西も東も分からない日本人の私のために色々とお手伝いくださいました。 ダウンタウンの教会の礼拝でジェーンさんがたまたま私を見つけ以来いろいろとお世話して頂きました。 ジェーンさんは私が若い頃牧師をしていた福島の教会の礼拝に出席していた英語学校の教師でした。 彼女は私のポートランド留学は全く知らなかったし、 私もその当時彼女がポ-トランドのモルトノマ聖書学校で学んでいる事は全く知りませんでした。 しかし備えたもう摂理の神はその教会の日曜礼拝で私たちに出会いを与えて下さり、 彼女は私の勉学と生活の助け手となって下さいました。 やがてトムさんとジェーンさんは結婚したのですが、ある意味、 この私がお二人のマッチメーカーとなったわけです。 主は、このお二人を予め備えて下さり私は無事神学修士課程を修了いたしました。まさに“アドナイ・イルエ”でした。  今月も白石教会の礼拝奉仕、牧師招聘の準備会、奉仕分担の再考と運営組織表作成、クリスマス讃美練習など多忙?でした。 聖書講解説教はエペソ書を終了し、今月から旧約の預言書ミカ書からのメッセージを取り次いでいます。 セイ子さんとの面会が出来るようになりました。 元気でリハビリを続けています。感謝です。自宅に戻るのはいつかは未定です。 お祈りください。ガザ自治区の紛争、多数の死傷者が出ています。 皆様の生活が守られ平安でありますように祈っています。   澁谷敬一・セイ子     


俳句・短歌・川柳・その他

  • 黒猫さん
      寝心地よいのか
       雑草(くさ)の中
           (ほでなす)
  • 金木犀  
      妻に届けよ  
       この微香(ほでなす)

<折り・とりなし・感謝> 第一テモテ2章:1節

*<祈り・執成し>

 教会の働きと兄姉のために:白石BC(無牧・協力牧師教師澁谷)聖十字架キリスト教会、郡山BC(無牧)、東京聖書教会(中山師)高橋清師(創造科学)中野師(教会、神学校)外山師(健康)、満好師(健康)、須賀川BC(柴田師)、田場師夫人(沖縄伝道・健康)岡崎師(台湾)長沢師(韓国)創世グループの働き(野田豪一、信光)、田中館姉(健康)、斉藤姉(健康)、福地姉(職場の働きと健康)伊藤姉(子供、山田師退院)澁谷セ姉(入所、歩行回復)有坂兄姉(働き)、山崎師(健康職務)下山田姉(健康)福士堅兄(神学大学学び)エデンの園〈軽費老〉中村姉(健康)福士姉(弟健康)石山姉(回復健康)宮本兄(働き)、野田姉(健康)三澤師(健康回復)、仙台BS、交わりの諸教会と信徒の守りと導き。

<来信・感謝>

 斎藤姉、福士夫妻、東京聖書、郡山BC、白石BC、福地姉、田中館姉、岡崎姉、長沢師、(韓国)、岡崎正兄、高橋師ご夫妻、山崎姉、野の花誌、TCU,鴫原姉、澁谷兄、大畠師、中沢兄姉、キヨ子・規子姉、宮本兄、有坂兄姉、エデンの園、野田信光兄、東京聖書(竹口師)、吾妻兄姉、下山田姉、石山姉、福士亮夫妻、岡本姉、山崎師、小山姉、大黒師,バプテスト研究会(東京/トポス),恵み会、杉山兄、井上姉、村上兄(奉仕),阿部姉(祈りの家)船岡BC,伊藤栄姉、

<10月奉仕>

白石バプテスト教会 主日礼拝説教10/1,8,15,22,29
 学び会 :教会政治;バプテストの信仰〈組織と運営〉、奉仕分担表作成。 詩篇読後感・証し発表 <他教会との協力関係について> 独立自治と地域教会の連合体との協力
 ベテル便り10月号:恵みの広場誌、原稿、印刷、発送 (10/30)
 エデンの園便り聖句原稿 10/26 、 面談、訪問 3か所、
 白石BC祈り会出席 10/18 月例会10/1,役員会10/1,15

<11月奉仕予定>

白石バプテスト教会主日礼拝説教11/5,12,19,26
 学び会 :詩篇:みことばの気づき・証しの学び、奉仕分担表作成11/5 バプテストの政治:広報活動、週報、他教会との協力関係
 ベテル便り「恵みの広場」誌10月号、原稿、印刷、発送(11/5-10)
 エデンの園便り聖句、広場誌原稿、その他 訪問数か所
 白石BC役員会11/5 , 月例会11/19 、讃美練習、祈り会出席

<白石BC教会行事>

9月17日 創造科学講演会
12月10日 キャロリング・トラクト配布
12月24日 クリスマス礼拝・祝会

*ハレルヤ声の広場:掲載原稿募集中
(300字程度):信仰の気づき、証し、詩歌、俳句等 (兄姉の声を賑やかに出し合い祈りと感謝の紙面を作りましょう)
    澁谷敬一