恵みの広場

福島ベテルハウス便り

2023年 9月

発行元:〒960-8202
福島市山口字中ノ内38−1 福島ベテルハウス
責任者:渋谷 敬一
発行所:白石バプテスト教会

今月の聖句 

「この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは 決してほろびることは ありません。」    (マルコ13:31)

 8月8日 ハワイのマウイ島が山火事になり町全体を焼失したニュースがありました。 その焼けつくす炎の恐ろしい様子がテレビで放映されました。 死者106人、行方不明者1000人と報じていました。 町全体の復興には数十億ドル必要だそうです。 ブラジル、カリフォルニア、カナダ、イタリヤ、大規模山火事が発生しています。 地球温暖化の影響でしょうか。自然災害の恐ろしい力です。 イエスキリストは“この天地が滅びる”と宣言しました。どのようにでしょうか。 太陽は暗く、月は光なく、星は天から落ち、天の万象は揺り動き、 地上は大患難に陥ると預言されました。 真に天変地異がやって来るのです。 使徒ペテロは「しかし主の日は盗人のようにやって来ます。 その日には、天は大きな響きをたてて消え失せ、天の万象は焼けて崩れ去り、 地と地のいろいろなわざは焼き尽くされます。」と警告しています。 聖書はこの天地の終りを予言しています。 自然のみならず、私たち今生きている人間にも終わりがきます。 天地は滅びます。 私たちは地震や洪水に備えるように神の裁きに備えなければなりません。 “わたしのことばは決してほろびることはありません”。 イエスキリストの言葉は間違いなくその通りになります。 神の救い主キリストを信じて罪を悔改め神に従うことです。 「しかし、私たちは、神の約束に従って、正義の住む新しい天と新しい地を待ち望んでいます」。 そうです。神を信じ祈り恵みの救いを戴き、新天新地を受け継ぐ者とさせていただきましょう。   

終末論 死と死後について(2) 人間はなぜ死ぬのか。死後はあるのか。世界の終りはあるのか。

問: 人間は死んだ後どうなるのでしょうか。死後の裁きはほんとうにあるのでしょうか。あるとすればそれはどのようなものですか。
答: 聖書はすべての人が死後に神の裁きを受ける事は定まっており、すべての人はキリストの裁きの座で自分のなした事の報いを受けると教えています。正義の神は人間の罪を裁き,死と死後の刑罰を定められました。自分の罪を悔い改めてキリストを信じる人は裁かれることなく永遠の命が与えられます。しかし、神を無視してキリストの福音を信じない人は裁かれて永遠の滅びの刑罰を受けます。ヘブル9:27,28; ヨハネ3:16,17.5:12;2テサロ1:8,9;

 「死後裁きにあう」道路沿いの倉庫の壁に張り付けた黒地に白文字の看板が目立ちます。 万人の肉体が塵となる死の現実。では死後の魂の世界があるのでしょうか。 私たちはやがて最も確実で不可抗的な死を迎える事を知っています。 しかし死と死後については全くの未経験未知の世界でもあります。 ですから死が恐ろしく不安でもあります。死ぬことや死後のことは棚上げして “さあ、飲み食いしよう。明日死ぬのだから”と言って私たちは今を生きています。 ある人たちは死は肉体が滅びて自然に帰ること、すべてが消滅する空無となるという。 またある人は、意識のない魂の永遠の眠りとなるという。 またある者は冥土の旅立ちであると考える。 極楽浄土を目ざす魂の遍歴の旅立ち或いは黄泉(ゲヘナ)や陰府(ハデス)の世界に移され 天国に入る準備に行く(煉獄)等々、死後の魂の世界については様々な考えや憶測があります。 と言うのも誰も死んで死後の世界を経験して戻ってきた人はいないからです。 前回指摘した通り、聖書は「死後裁きを受ける事は人間に定まっている」へブ19:27; 「神の正しい裁きの現れる日の御怒りを自分のために積み上げているのです。 神はひとりひとりに、その人の行いに従って報いをお与えになります。 神にはえこひいきなどはないからです。」ロマ2:5,6,11。 人間のいのちは決して死によって消滅しすべてが無になることはありません。 聖書はすべての人間が死後裁きを受ける事は神が定めておられると言明しています。 それでは死後裁きに会うとはどのような事なのでしょうか。 永遠不変の神の真理のみことば聖書に聞いてみましょう。 ヘブル書9:17では、 人間は“一度の死ぬこと死後裁きを受けることが定められている”と言明しています。 旧約聖書、新約聖書の中でまた御子イエスキリストの教えの中で

死後の魂の世界 (シェオール、ハデス、ゲヘナ、天国、父のみもと、地獄など) がある事を数多く啓示しています。 人間の死と死後について聖書は二つの死と裁きを啓示しています。 第一の死では肉体と霊が分離し肉体は土になり霊は陰府(シェオール)に下るのですが、 キリストを信じて救われた者は天国に迎えられ、 信じない者は燃える炎の苦しみの中に下ります(ハデス、黄泉)ルカ16:23,24。 死後の裁きでは、裁き主イエスキリストの御前に自分のなしたことについて言い開きが求められるのです。 ロマ14::10,12しかしキリストを信じて救われ義とされた者(贖い:罪の赦しときよめ) は裁かれることなく永遠の命の祝福に与り天に迎えられます。ロマ5:1,9。ヨハ14:1,2,6;3:16。 死後の裁きについてもう一つの裁きと死に注目しましょう。 それはキリスト再臨に伴う世界の終末の時の裁き即ち最後の審判です。 聖書は世界中の生きている者と死んでいる者との裁きを予言しています。 黙示録20章ではキリストの再臨に伴う信者の復活とキリストと共なる千年王国の支配それに続く最後の審判と第二の死としての火の池に投込まれる永遠の刑罰が執行されることが記されています。 御座に坐する主の御前でいのちの書に記されている死人(信者)も死とハデスの中にいる不信者もそれぞえ<自分の行いに応じて>裁かれるときです。 神に逆らう悪魔や偽預言者全ての者は神の怒りの刑罰を受け永遠の責苦を受けのです。20:12,-15;20:10;。 黙示録の象徴的表現の解釈はいろいろあるのですが、聖書は死後の裁きは二度に渡ってあり、 キリスト再臨の後の最後の審判は、 神を無視して罪深い生活をした不信者が受ける刑罰は火の池に投込まれる第二の死です。 <各々自分の行いに応じて裁かれた>に注目しましょう。 20:12,13。21:7,8では神の世継とされた信者の祝福(勝利を得る者) とハデスの不信者たちの裁きが描かれています。 <臆病者、不信仰の者、憎むべき者、人を殺す者、不品行の者、魔術を行う者、 偶像を拝む者、すべて偽りを言う者ども>の受ける分は、 火と硫黄との燃える池の中に投込まれるさばきです。 これが第二の死であると宣言されています。万物の創造者にして主権者なる神、 聖なる義なる神は神の慈愛と忍耐を無視して生きる不信者に対する神の怒りは死後の二度に及ぶ恐ろしい滅びの刑罰の定めです。 死はすべてのものの消滅などではありません。 死後に悔改めの機会はありません。 聖書は蒔いた種の刈り取りとしての魂の裁きがあることを教えています。 そのなしたすべての行いの責任が問われ、報いがあるのです。ロマ2:5,6,11:。 「そして人間には一度死ぬこと」それで終わりではありません。 「死後に裁きを受けること」魂は消滅するのではなく神の厳正な裁きを受ける定めです。 神を恐れず神などはいないと豪語して罪の欲望のままに生きる人々への神の必死の呼び声を聴きましょう。 「主は憐れみ深く、情け深い。怒るのにおそく、恵み豊かである」 「神はその独り子を賜ったほどに世を愛された」「地の果てなるすべての者よ。 わたしを仰ぎ見て救われよ。私が神である。他にはいない」主イエス様、私たちを救って下さい。     渋谷 敬一 協力牧師・教師

ハレルヤ・声の広場



兄姉の証し(1)   O .M

本当の神様を知った。

 私はごく普通の仏教徒の家に育ちました。 毎朝仏壇に、花や食物や線香をあげたり、命日にはお坊さんに家でお経をあげていただき、 法事には寺に行き、お坊さんから法話など話していただきました。 ある日、墓場で青い火を見たり、 本堂の壁に掛けてあった地獄・極楽図で人間の死後の様子が書かれており、 善い事をした人は極楽に行くが、 悪い事をした人は閻魔大王に舌を抜かれ火の中に入れられると教えられました。 また本堂奥の薄暗い廊下に棚があって、 沢山の骨壺が黒い布で包まれ名札がついて並べられており、 歩くとガサツ、ガサツと音がするのも恐ろしさに拍車を掛けました。  10代後半に、ラジオから流れた「世の光」という番組で「慈しみ深き」 の賛美歌か流れその後に、羽鳥明先生のお話がありました。 話しの内容は、はっきり覚えていませんが、全ての人間は罪人で死ななければならないが、 神様の御子イエスキリストが十字架にかかって死んでよみがえってくださった。 この事を信じる人は天国に行けるというようなお話だったと思います。 初めて聞く話に驚いたのと、不思議に讃美歌で幸せな気持ちになりました。 今まで良い行いをしないとだめだとばかり言われて頑張って来ましたが、 今のままの自分で良いのだと分かりホツとしたのを覚えています。  私は自分の罪を悔改めてこのイエス様を信じて救われました。 それから50年以上、いろいろありましたがイエス様に守られ生かされていることを感謝します。 「神はその独り子をお与えになったほどに世を愛された。 それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、 永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ3:16)

<9月雑感>

 秋分の日、福島の猛暑は去って行きましたが、 ベテルハウスには住所不定の黒猫がやって来て寝泊まりを続けています。周辺の雑草刈りも三回、 四回と今回も大畠先生の手伝いもあり町内会の道普請に間に合いそうです。感謝です。 毎週の主日礼拝の説教のご奉仕をさせて頂いている宮城県の白石バプテスト教会は長い間無牧状態で牧師を求めています。 私も年齢のこともあり、 白石の兄姉の祈りに支えらながら6日には仙台バプテスト神学校の理事長中野先生を泉教会に尋ね、 又11日には東京のバプテスト研究会の先生方や福士堅兄の学ぶ千葉の東京基督教大学を尋ねて中南先生に会い牧師の必要を訴え依頼して来ました。 大学への道案内をして下さった杉山兄、井上ナオミ姉に感謝します。 9月17日、西多賀教会の創造科学宣教師高橋師を迎えての聖書講演会創造科学の講義は教会としては初めての講演会でした。 創世記1章から無限の霊なる神による宇宙、地球、自然と人間の無からの創造は進化論では得られない人間の世界観人生観の不動の基盤となる創造論である事が解りました。感謝します。 セイ子姉は介護施設で頑張っていますが、コロナ感染予防のため面会謝絶状態です。 お祈り感謝いたします。 主に在る皆様の健康と平安を祈っています。   澁谷敬一・セイ子


俳句・短歌・川柳・その他

  •  夏の旅終わりか黒猫顔を出し(ほでなす)
  •  咳すれば国際問題家のなか(ムラウエカン)
  •  病床にあわれみだけで息してる(ムラウエカン)

<折り・とりなし・感謝> 第一テモテ2章:1節

*<祈り・執成し>

 教会の働きと兄姉のために:白石BC(無牧・協力牧師教師澁谷)聖十字架キリスト教会、郡山BC(無牧)、東京聖書教会(中山師)高橋清師(創造科学)中野師(教会、神学校)外山師(健康)、満好師(健康)、須賀川BC(柴田師)、田場師夫人(沖縄伝道・健康)岡崎師(台湾)長沢師(韓国)創世グループの働き(野田豪一、信光)、田中館姉(健康)、斉藤姉(健康)、福地姉(職場の働きと健康)伊藤姉(子供、山田師退院)澁谷セ姉(入所、歩行回復)有坂兄姉(働き)、山崎師(健康職務)下山田姉(健康)福士堅兄(神学大学学び)エデンの園〈軽費老〉中村姉(健康)福士姉(弟健康)石山姉(回復健康)宮本兄(働き)、野田姉(健康)三澤師(健康回復)交わりの諸教会と信徒の守りと導き。

<来信・感謝>

 斎藤姉、福士夫妻、東京聖書、郡山BC、白石BC、福地姉、田中館姉、岡崎姉、長沢師、(韓国)、岡崎正兄、高橋師ご夫妻、山崎姉、野の花誌、TCU,鴫原姉、澁谷兄、大畠師、中沢兄姉、キヨ子・規子姉、宮本兄、有坂兄姉、田場夫人、エデンの園、野田豪一代表、野田信光兄、東京聖書(竹口師)、吾妻兄姉、下山田姉、松浦姉、佐藤先生、石山姉、福士亮夫妻、岡本姉、山崎師、小山姉、大黒師,バプテスト研究会(東京/トポス),恵み会、八幡キリスト教会、杉山兄、井上姉、村上兄(健康、奉仕)

<9月奉仕>

白石バプテスト教会 主日礼拝説教9/3,10,24
 学び会 :教会政治;バプテストの信仰〈組織と運営〉、 <他教会との協力関係について> 独立自治と地域教会の連合体との協力
 ベテル便り9月号:恵みの広場誌、原稿、印刷、発送 (10/2-5)
エデンの園便り聖句原稿 9/26 、 面談、訪問 3か所、
 白石BC祈り会出席9/7,14,28 月例会9/24
 創造科学講演会9/17 司会,  奉仕分担表作成継続 ,

<10月奉仕予定>

白石バプテスト教会主日礼拝説教10/1,8,15,22,29
 学び会:みことばの気づき・証しの学び、奉仕分担表作成、 バプテストの政治:広報活動、週報、他教会との協力関係
 ベテル便り「恵みの広場」誌10月号、原稿、印刷、発送(11/5-10)
 エデンの園便り聖句10/27 広場誌原稿10/28 その他 訪問数か所
白石BC役員会10/1 , 月例会10/15 、映画会、伝道会他

<白石BC教会行事>

9月17日 創造科学講演会
10月9日(月曜祝日) (世界宣教祈祷会・ランチバザー)
10月15日 特別伝道礼拝

*ハレルヤ声の広場:掲載原稿募集中
(300字程度):信仰の気づき、証し、詩歌、俳句等 (兄姉の声を賑やかに出し合い祈りと感謝の紙面を作りましょう)
 澁谷敬一