恵みの広場

福島ベテルハウス便り

2022年 11月

発行元:〒960-8202
福島市山口字中ノ内38−1 福島ベテルハウス
責任者:渋谷 敬一
発行所:白石バプテスト教会

今月の聖句        

 「それで、何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。これが律法であり預言者なのです。」 (マタイ7:12)

 イエスキリストの山上の教えの中の一節(ゴールデン・ルール)です。人は幸せを手にしたいと一生懸命です。けれども、現実は内外共に問題だらけで明日はどうなるのか不安の毎日です。ロシア軍のウクライナ侵攻から9か月、プーチン大統領は核兵器使用も辞さずを匂わし、バイデン米大統領はハルマゲドン(終末的世界大戦争)の可能性を示唆するほどの情況です。ウクライナ戦争は世界中の社会経済に混乱をもたらしています。国内は会社倒産、物価高、統一教会問題、オリンピック収賄、詐欺、殺人、ひき逃げなど犯罪が後を絶ちません。心ある人々は様々な活動を通して幸せを実現しようと頑張っていますが、焼け石に水のようです。 何故こんなことに?その根本原因は“自分にある”とイエス様は諭されました。“何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。”隣人の必要を自分に置き換えて、その必要に答えて実行することが大切です。人に寄り添うとは言葉だけでなく自分の事として具体的に手助けすることでしょう。利己的欲から解放され、生かされている恵みに感謝して自分を愛するように隣人を愛する人に変えていただくことが神の律法・預言者(聖書)の求める精神です。諸問題の解決の根本は自己改新にあります。拉致被害者家族の横田拓也さんは“どうか拉致問題を横田家のかわいそうなスト-リイとして捉えずわが事として問題意識を持ってほしい”と語っていますがそのとおりですね。主よ。愛なき者を赦し、愛を与えて下さい。


神の特別啓示・聖書について

問: 私たちが手にしている聖書(66巻)は二、三千年も前の時代に書かれたという事ですが、今ある聖書の内容(本文)は原著者の書いたもの(原典)と同じものでしょうか。

答: 私たちが手にしている聖書66冊の内容(本文)は99.99%原典の内容(原本文)と同じです。相違すると言われるものは僅少で教理を左右するようなものではありません。

 長年にわたり学者たちによって本文(写本)研究が続けられ、細部に及ぶ原文復帰の作業が根気よくなされました。 そして問題とされている文言も修正されてきました。 私たちは神の不変のみことば、聖書の原典と同じ本文を持っているのです。 「まことにあなたがたに告げます。天地が滅び失せない限り。律法の一点一画でも決してすたれることがありません。 全部が成就されます。」(マタイ5:18) 私たちが手にしている聖書は日本語ですが、元々の聖書は旧約聖書はヘブル語(一部はアラム語)、 新約聖書はギリシャ語で書かれました。 この聖書は日本語を含む1400以上の言語(民族、部族、方言等)に翻訳され福音が世界中の隅ずみまで浸透しています。 しかし大昔に書かれた聖書の原本は残っていません。 原典は書き写されて世界中に広められまたそれを他国語に訳して宣教が拡大しました。 何千年もの間に聖書本文の伝達にあたって、 写し間違いや訳し間違いあるいは写経家の考えで削除したり挿入したりしての変更がなかったのでしょうか。 聖書学者たちは、 今手にしているヘブル語ギリシャ語の聖書の原典がどのようなものであったのか詳細緻密に研究してきました。 原典の写し(写本)紀元前二世紀のもの(死海写本)から紀元六世紀ごろまでの断片を含む 古代の写本その数1700以上あると言われ、 それらの比較研究による原典復帰の作業が学者たちによりなされてきました。 彼らは、古代の写本だけでなく、古い時代に翻訳されたギリシャ語、シリヤ語、サマリヤ、 ラテン語、エチオピア語などの聖書を参考にしました。 また、古代の歴史家や思想家、教会指導者たちの聖書に関する著作言述を参考にして聖書本文を推定しました。 その結果聖書の原典の本文が欠けなく保存されて来たことを証明したのです。

また僅少相違の理由を付しての修正もしました(聖書の欄外注参照)。 このような写本の歴史の研究は聖書の本文の正しい伝達が如何に重要なことであったかを示しています。 例えば、マソラ(伝統)の旧約聖書の写経家(8-10世紀) が文字の数を数え欠落を防ぎ母音を附して読みやすくするなど聖書に対する畏敬と正しく間違いのない伝達を心掛 けていたことが解るのです。 使徒たちは旧約聖書のへブル語・アラム語本文とギリシャ語訳文を用いてイエスがキリストである事を証明しました。 使徒2-3;17:1-3。正に聖書の権威は原典の霊感によるだけではなく、 その本文を誤まりなく伝達することにおいても福音の真理の不変性、無誤性を力強く示しています。 “聖書は廃るべきものにあらず”です。実に聖書信仰はこの不変のみことばの上に立っています。

<十一月 雑感>

 暖冬なのでしょうか。 それでもベテルハウス周辺は今朝も霜が降り一面真っ白に輝いています。 寒さが老いの身に浸みる季節になりました。 主にある諸兄姉の皆様、お元気ですか。 セイ子さんも私も兄姉の祈りに支えられ今月も白石での礼拝出席説教奉仕をさせていただきました。感謝です。 間もなくクリスマスですが、ロシアのウクライナ侵略戦争も9か月を経未だ停戦とならず、 寒さと爆撃に震えているウクライナの人々、毎日やり切れない思いです。 お蔭で食料品電気料を始め軒並み値上げで特に年金暮らしの人は大変です。 私は育ち盛りの幼少期を食糧難の中で過ごしました。 第二次世界大戦、太平洋戦争真只中の時代です。 食糧増産もおぼつかず野山を駆け巡って食べられるものは雑草の果てまでの生活でした。 IT産業、宇宙開発時代を迎えても生きるためにはパンが必要です。 食べる物さへあれば他の物はなくとも生きられます。 人は裸で生まれ裸で世を去るのですから神に生かされている間は衣食あれば足りれりとせよ(パウロの教え)です。 “勿体ない”の精神で生活のレベルを抑えて飢えをしのぎ、隣人の必要を手助けする者にならせていただきたいと思います。 主婦業見習い真っ最中ですが主の恵みにより87年間生かされました。 牧会を退きジャガイモ白菜大根と野菜作りに挑戦しています。コロナ禍の中、訪問もままならず祈りの生活です。 主イエス様の恵みと平安が皆様の上に豊かにありますように祈っています。

渋谷 敬一 協力牧師・教師

ハレルヤ・声の広場



兄姉の証し(1)  S. J.

 愛、大いなる主

   昨年12月に打ち上げられたJames Webb 宇宙望遠鏡が、今年夏、運用段階に入ったというニュースがありました。 これまでHubble 宇宙望遠鏡は比較的地球の近いところを回って多くの写真やデータ を送ってきたのですが、それよりもずっと遠く地球から見て太陽の反対側(ラグランジェ点) に配置され、金メッキの鏡で赤外線の観測に適したように作られているそうです。  宇宙は138億年前にビッグバンによって誕生し、膨張し続けているため、 赤外線近くの光を観測することで、宇宙誕生の秘密を探ろうとしているそうです。 この世界は、はじめからあったとする定常宇宙論と、ビッグバンにより突然できたとする2つの説があり、 最近、宇宙から来る電波(宇宙背景放射)の観測により、ビッグバンの説が明らかに なったということです。まさに、聖書の創世記の記述に一致するわけです。  こんなことを知るにつけ次の一節が思い起こされます。 「遠い大昔の事を思い出せ。わたしが神である。ほかにはいない。わたしのような神はいない。わたしは、終わりの事を初めから告げ、まだなされていない事を昔から告げ、『わたしのはかりごとは成就し、わたしの望む事をすべて成し遂げる。』と言う。(イザヤ 46:9-10)」 「わたしはアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。初めであり、終わりである。(黙示22:13)」  私の姉は心臓に問題があり、20歳までは生きられないと言われたそうですが、小さい頃に教会に通い、 貧しかったけれども、成人して後に権威ある先生に心臓手術を受け、結婚、夫婦でボランティア、自宅で人を集めた学び会。など、神様に導かれた人生でした。  私は、そのような姉を持ち、教会に導かれました。周りには、一部の友人にも、様々な宗教、宗派の方がおり、 宗教は理屈でなくやってみてわかるもの、とか、争いがあるのは宗教の所為。とか、 いろいろな考えの方が居ります。 いったん、そこに傾倒すると周りが見えなくなったり、他宗教の細かな点を勝手に判断して同じ考えにとどまろうとします。また、人間の常識に合わない聖書の記述を指摘して、おとぎ話であり信用できないと考える人もおります。 聖書の都合の良い部分だけ利用して自分に利益のある教えを広めたりもします。 他人への思いやり、愛を第一とする神様の教えを守れば争いも解決するはずなのでしょうが、それをわかった上でも 解決しないのは、人間の罪深いところなのでしょうか。 「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」(コリント13:13) 姉の信仰から導かれた私の信仰ですが、  科学の進歩で明かされ、また、預言が歴史的事実として積み重ねられ、神様が本当の神様であることを証明 している聖書、聖書のみ言葉に秘められた未来、今も生きて働いておられる本当の神様に導かれたこと、罪の許し、 毎週礼拝を通じて多くのことを学ぶ機会が与えられていること、この恵みに感謝したいと思います。




俳句・短歌・川柳・その他

  •  里山の 秋の夕暮れベイツ・エル〈神の家〉 外灯照りて光り輝く (ほでなす)
  •  宅配を 手にしてハレルヤ(感謝) 八十路越え (ほでなす)
  •  八十路越え 昔懐かし ぬれ落ち葉 (ほでなす)
  •  里芋(いも)食えば いのちいきいき 礼拝堂 (ムラウエカン)   ・・・芋煮会にて

<折り・とりなし・感謝> 第一テモテ2章:1節

 *<祈り・執成し>  教会の働きと兄姉のために:白石BC(無牧・協力牧師教師澁谷)聖十字架キリスト教会、郡山BC(無牧)、東京聖書教会(中山師)高橋清師(創造科学)中野師(教会、神学校)外山師(健康)、満好師(健康)、須賀川BC(柴田師)、田場師夫妻(沖縄伝道・健康)岡崎師(台湾)長沢師(韓国)稲城聖書教会(金師)、創世グループの働き(野田豪一、信光)、田中館姉(健康)、斉藤姉(健康)、中村八重子姉(健康)、福地姉(職場の働きと健康)山田姉(子供)澁谷セイ子姉(健康)有坂兄姉(働き)、山崎師(健康)下山田姉(健康)チソ兄(働き)エデンの園〈軽費老〉交わりの諸教会と信徒の守りと導き。  
<来信・感謝>  斎藤姉、福士夫妻、東京聖書、郡山BC、白石BC、福地姉、田中館姉、鈴木兄、岡崎姉、岡崎師(台湾)、長沢師、(韓国)、岡崎正兄、高橋師、末永姉、山崎姉、野の花誌、満好師、TCU,谷津姉、澁谷兄、大畠師、中沢兄姉、キヨ子・規子姉、宮本兄。有坂兄姉、田場師、大信虹の郷、エデンの園、野間姉、野田豪一代表、末富師、山崎姉、岡本姉、東京聖書(中山師)チソ兄、木口兄、
<11月奉仕>

白石バプテスト教会主日礼拝説教11/6,13,20,27
学び会 :教会政治;バプテストの信仰〈神の主権性。良心の自由、新生者の会員制〉)
恵みの広場誌、原稿、印刷、発送 (10/5-10)
クリスマス街頭キャロリング賛美練習(礼拝後)、
エデンの園便り聖句原稿11/26 、 面談、訪問 3か所、
創世福祉事業団理事会 11/16

<12月奉仕予定>

白石バプテスト教会主日礼拝説教12/4,11,18,25
学び会:教会政治、役員の役割 「バプテストの政治、組織と運営、広報活動」
恵みの広場誌、原稿、印刷、発送12/5-10 ,エデンの園便り聖句(12/26)
クリスマス礼拝説教・祝会 12/18
次年度白石BC役員会出席 年末感謝礼拝12/25

<白石BC教会行事予定>

10月16日  秋の伝導礼拝、芋煮会
12月4日 クリスマスキャロリング(於:スマイル広場)
12月18日 クリスマス礼拝・祝会

  きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
  (ルカ2:11)