恵みの広場

福島ベテルハウス便り

2022年 7月

発行元:〒960-8202
福島市山口字中ノ内38−1 福島ベテルハウス 責任者:渋谷 敬一
発行所:白石バプテスト教会

今月の聖句        

    ですから立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。」 (1コリント10:14)                         

 四か月前、平和に暮らす私たち日本人にとって寝耳に水とも言うべきロシアのウクライナ侵攻のニュースが飛び込んできました。 自然災害ならまだしも、ウクライナを手にしようとする一人の人間の考えで、幼い子供を含む1万5千人もの尊い命が奪われ、 建造物は跡形もなく破壊されているウクライナの現状です。 グローバル世界は、経済危機、避難民、物価高、食糧不足に、加えてコロナ禍と正に混乱の渦中に入り込んでいます。 触らぬ神では過ごされない厳しい現実があります。 “備えあれば憂いなし”と言いたい所ですが原子兵器の使用ともなれば備えようがありません。 聖書は“ですから、立っている者は、倒れないように気をつけなさい”と警告します。私たちは世の終りに臨んでいます。 自分は大丈夫、何とかなるという考えは捨てて、どんな危難にあっても倒れないように気を配ることが必要です。 それは何でしょうか。聖書は全能の神、御子イエス様を信じて救われ“神共にいます”と信じ祈る生活であると教えています。 これこそは貪欲の罪の世にあって生きるための“転ばぬ先の杖”でありましょう。

神の存在について

問: 神様がご自身を啓示された聖書はどのようなものですか。

答: 聖書は、神ご自身のみこころを特別に啓示された誤りのない神のみ言葉です。 

 私たちを取り巻く大自然の営みや、人間社会の様々な関係の中で、自然や人間の力を超えた不思議を見る時に、 超越する神を直感することがあります。しかしその神が個人的信仰の対象として正しく認識し、 知性をもって信仰するまでには至りません。私の魂の空白、飢え渇きは自力では満たされないのが現実です。 聖書の教えから解ることは人間は罪のために神を正しく知って神との生きた関係である魂のつながりを創る力を持っていないという事です。 神に違反した人間の罪の性質は神を正しく知り信じる事が出来ないのです。 “彼らは神を知っていながら、その神を神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いは空しくなり、 その無知な心は暗くなったからです。”ロマ1:21;イザヤ59:1,2
神は罪ある人間を救い神ご自身との正しい関係を回復するために、様々な方法でご自身を啓示されました。 ヘブル1:1,2 を見ますと、昔から、族長たちや預言者たちを通してまた終りの時には御子イエスキリストによって語られた とあります。 聖書は全部で66巻あり約40人の神に選ばれた人たちによって1500年の間に記されたのですが、 その全体は神の聖霊の導き(霊感)によって神の御心を誤まりなく文字をもって記録されたものです。 “聖書は全て、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です”2テモテ3:16 “なぜなら、預言は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた人たちが、神からのことばを語ったのだからです。” 2ペテロ1:12。
その歴史性、選民イスラエルの歴史、預言とその成就、キリストの教えと弟子達の宣教の力、
キリストの贖いの御業と教会の宣教の働き、その倫理的崇高さなど、 丹念に聖書から学ぶなら、人は神の壮大な愛と救いの真理を発見することでしょう。 なぜ生きるのか?魂の空虚を満たす本物の信仰は? どうしたらこの悪の暗闇から救われるのか? 今この時に何をなすべきか。 神の言である聖書はそれらの問いに正しく答えます。 “しかし、これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることをあなたがたが信じるためであり、 また、あなたがたが信じて、イエスのみ名によっていのちを得るためである。"ヨハネ20:31。 “わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。 私をとおしてでなければだれひとり父のみもとに来ることはありません。”ヨハネ14:6。 聖書は二千年前に人となられ十字架の贖いの死を通して神と人間の間の和解を成し遂げた神の御子イエスキリストを信じて 生きる者となるための説明書と言えるでしょう。
"そこでイエスは言われた。「わたしがまだあなたがたといっしょにいたころ、あなたがたに話したことばはこうです。わたしについてモーセの律法と預言者と詩篇とに書いてあることは、必ず全部成就するということでした。」"ルカ24:44。
渋谷 敬一協力牧師・教師

 猛暑の毎日、集中豪雨、コロナ蔓延、長引くウクライナ戦争、阿部元首相の殺害、 7月も悲しく悲惨なニュースで一杯です。 今月も佐藤兄の協力により“恵みの広場”誌7月号が出来ましたのでお届けします。 セイ子姉は7月13日歩行困難となり日赤病院に入院し23日退院しました。 61年間共に支えてくれた妻に感謝で一杯です。 ベテルハウスの周辺の雑草刈りが大変ですが、 大畠先生が手伝って下さいました。暑さの中皆様の健康と平安を祈っています。
   澁谷敬一、セイ子

ハレルヤ・声の広場


兄姉の証し(1)  OOHATA

『真ん中』生まれの私
私の小学校入学前の頃は、未舗装の石ころ道を荷馬車がガラガラと音をたてて通り、 バスがほこりを舞上げ走る時代でした。当時の男の子たちが、よく使ったことばに、 「真ん中馬業(まぐそ)」ということばがあります。 なぜか当時の自分のことをさしたことばのようで忘れられません。 母方は女の子の一人っ子で、長男である私の兄が生まれた時、非常に喜んで、写真やら、5月人形やら、でんでん太鼓、と大事にされ、 栄養も良く太っていました。その後に生まれた私は、昔の写真を見るとガラガラに痩せ、戦災孤児のようであった。ひがんでいました。 このようなひがみ屋の私に拍車をかけるようなことが起こりました。 母から父方の伯父から、養子に出してほしいという話しが来たと聞かされました。 その時、私を養子に出すとも、出さないともいいませんでしたが、私は幼心に、兄にはこの事は言わないだろうなと思いました。 私が二番目だから、この話をしたと感じて、私はすぐ頭を振って“いやだ”の意思表示をしました。 そこで、話は終わりましたが、母が話してくれたこの話は、とても、ショックでした。  小学生になってからは、学校でよい成績をとりたい、 とにかく一一無意味な存在でないーーことを示したいと思うようになりました。兄が取っていた雑誌も、 理解できるできないは別にして必ず目を通しました。 老人になった今、あのとき、私は母にどう言って欲しかったのかと考えるときがあります。 多分『お前は私の子供。のけもの、よけいものじゃないよ。大事な私のこどもだよ。』 というようなことばを願っていたような気がします。 こんな私も高校生になってから、聖書を読むようになりイエス・キリストを救い主として信じ受け入れるまでになりました。 決心の時期、小さい頃のことはすっかり忘れて思い出しませんでしたが、なぜか、気になり何度も読みかえして、 心に刻んだみことばがあります。 ヨハネの福音書1章12~13節の、特に13節です。 『12 しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。 13 この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。』 『神である私は、お前の生まれも人生おける出来事も全部知っている。 お前の持っている力も、関係も、わけの分からない不安から立ち直らせられなかった。 しかし、私はお前を新しく誕生させた。お前の人生を変える。これからは神である私がお前の生みの親だ。』 そう語ってくれている気がしました。 港で船の係留ロープを引っ掛ける鉄製の杭をボラードというそうですが、 ヨハネ1・12、13は、「真ん中馬糞」にとって、大事な心のボラードです。 私の人生の再出発のときに大きなはげましになった大切な一節です。

俳句・短歌・川柳・その他

  • ウクライナ 空爆 仙台焼け野原 (ほでなす)

    -- ロシアのウクライナ爆撃で破壊された町の様子から、1945年7月10日の米国B29 による爆弾投下で建物の崩壊、町は焼失したのを目にした時のことを思い出した。--

  • 節電で 熱中症が 暴れ出す (ほでなす)
  • 天の川 水嵩まして 会えぬ姫 (よみびとしらず)
  • 宝くじ 想い描く 虫のよさ (よみびとしらず)
  • W の希望は 輝く北極星 (ほでなす)

    --夏の夜空の天の川を見つめてカシオペアW(この世)からこぐま座の北極星(世の光なるキリスト)に向かって目をそそぐ--



<折り・とりなし・感謝> 第一テモテ2章:1節

 * 教会の働きと兄姉のために:白石BC(無牧・協力牧師教師澁谷) 聖十字架キリスト教会、郡山BC(無牧)、牧羊キリスト(後藤師召天)、東京聖書教会(中山師) 高橋清(創造科学)中野師(教会、神学校)外山師(健康)、満好師(健康)、須賀川BC(柴田師) 、田場師(沖縄伝道)岡崎師(台湾)長沢師(韓国)稲城聖書教会(金師、集会所の移転先)、 創世グループの働き(野田豪一、信光)、田中館姉(健康)、斉藤姉(感謝、健康)、 交わりの諸教会と信徒の守りと導き、中村八重子姉(白石)の絵画展の準備(9/4-11) 福地姉(職場の働きと健康)山田姉(子供)澁谷セイ子姉(健康)有坂兄姉(働き)

<7月奉仕>

白石バプテスト教会主日礼拝説教 7/3, 10, 17, 24, 31
 学び会:礼拝について「司会、賛美、祈り、あかし、献金等」
 7/5ー10 恵みの広場誌、原稿、印刷、発送 
 7/26   エデンの園便り聖句原稿
 その他  訪問、面談 3ケ所 

<8月奉仕予定>

白石バプテスト教会主日礼拝説教 8/7, 14, 21, 28
  学び会 教会政治について「バプテストの政治、組織と運営、広報活動」
 恵みの広場誌、原稿、印刷、発送 8/5 — 10
 エデンの園便り聖句原稿 8/26 その他、訪問、面談、

<白石BC教会行事予定>

4月イースター礼拝、記念会、誕生会
5月8日 母の日感謝会
6月19日 父の日感謝会
9月4日〜11日 八重子姉絵画展(於:スマイル屋敷)

<来信>

有坂兄、斎藤姉、福士兄姉、東京聖書、牧羊キリスト、郡山BC、白石BC、 福士亮香織ご夫妻、福地姉、田中館姉、下山田姉、岡崎姉、石川師、岡崎師(台湾)、長沢師、 (韓国)、岡崎正明兄、大田尾師、内田兄姉