礼拝           2023・2・12

 
祈り
賛美聖歌91 ああことばのかぎり
爻読20詩篇57
主の祈り(下欄掲載)
献金
賛美聖歌519 よには良き友も
賛美聖歌309 しずかに待てわがたまよ
聖書朗読1サムエル 21:1-15
説教渋谷敬一師
説教題『 知恵を尽くして 』(元 仙台バプテスト聖書神学校校長)
メモ
21章
1 ダビデはノブの祭司アヒメレクのところに行った。アヒメレクはダビデを迎え、恐る恐る彼に言った。「なぜ、おひとりで、だれもお供がいないのですか。」
2 ダビデは祭司アヒメレクに言った。「王は、ある事を命じて、『おまえを遣わし、おまえに命じた事については、何事も人に知らせてはならない』と私に言われました。若い者たちとは、しかじかの場所で落ち合うことにしています。
3 ところで、今、お手もとに何かあったら、五つのパンでも、何か、ある物を私に下さい。」
4 祭司はダビデに答えて言った。「普通のパンは手もとにありません。ですが、もし若い者たちが女から遠ざかっているなら、聖別されたパンがあります。」
5 ダビデは祭司に答えて言った。「確かにこれまでのように、私が出かけて以来、私たちは女を遠ざけています。それで若い者たちは汚れていません。普通の旅でもそうですから、ましてきょうは確かに汚れていません。」
6 そこで祭司は彼に聖別されたパンを与えた。そこには、その日、あたたかいパンと置きかえられて、主の前から取り下げられた供えのパンしかなかったからである。
7 ――その日、そこにはサウルのしもべのひとりが主の前に引き止められていた。その名はドエグといって、エドム人であり、サウルの牧者たちの中のつわものであった――
8 ダビデはアヒメレクに言った。「ここに、あなたの手もとに、槍か、剣はありませんか。私は自分の剣も武器も持って来なかったのです。王の命令があまり急だったので。」
9 祭司は言った。「あなたがエラの谷で打ち殺したペリシテ人ゴリヤテの剣が、ご覧なさい、エポデのうしろに布に包んであります。よろしければ、持って行ってください。ここには、それしかありませんから。」ダビデは言った。「それは何よりです。私に下さい。」
10 ダビデはその日、すぐにサウルからのがれ、ガテの王アキシュのところへ行った。
11 するとアキシュの家来たちがアキシュに言った。「この人は、あの国の王ダビデではありませんか。みなが踊りながら、『サウルは千を打ち、ダビデは万を打った』 と言って歌っていたのは、この人のことではありませんか。」
12 ダビデは、このことばを気にして、ガテの王アキシュを非常に恐れた。
13 それでダビデは彼らの前で気が違ったかのようにふるまい、捕らえられて狂ったふりをし、門のとびらに傷をつけたり、ひげによだれを流したりした。
14 アキシュは家来たちに言った。「おい、おまえたちも見るように、この男は気が狂っている。なぜ、私のところに連れて来たのか。
15 私に気の狂った者が足りないとでもいうのか。私の前で狂っているのを見せるために、この男を連れて来るとは。この男を私の家に入れようとでもいうのか。」

(1サムエル 21:1-15)

----------今週のみことば----------
8 主は、あわれみ深く、情け深い。 怒るのにおそく、恵み豊かである。
(詩篇103:8)
8 The LORD is merciful and gracious, slow to anger, and rich in mercy.
-------------要約----------
     
  • <目的>迫りくる苦難や悲嘆の中で知恵を尽くして生きるが主のみこころである。
    <序>19-21章 サウル王から命を狙われたダビデの逃避行が続く。ダビデは、ヨナタン、妻ミカル、サムエル、そしてヨナタンとの契約を確認し互いに別れを惜しみながら、未来を主に委ねてサウルとの決別をした。ダビデはどこに行くのか、何が待ち受けているのか。彼の苦難の逃避行が始まる。
    21章はノブの祭司アヒメレクとガテの王アキシュのもとに行くダビデの苦難の姿を描く。詩34。
    ダビデはヨナタンの知らせを受けてヨナタンと別れノブに住む大祭司エリのひ孫アヒメレクを訪ねた。突然の名高いダビデの来訪にアヒメレクは驚き、何故一人で来たのかと尋ねた1。ダビデは王命で秘密裏に遣わされて来たのだと偽る。この言葉はノブの祭司たち85人の殺害の原となった。22:18。ダビデはパン5個と武器を求めた3,8。ダビデの無一物の逃亡生活の苦難を示す。パンは仲間のためでもあったが、その日には祭司のための聖なる備えのパンしかなく、アヒメレクは彼らが汚れていないことを確かめて(レビ24:6-9)聖別のパンをダビデに与えた。律法の規則を超えた愛の業の重要性を物語る場面で主イエスは安息日問答でこれを取り上げている。マタ12:5,6;レビ19:18。7節エドム人ドエクの挿入節は22章のサウルに密告して祭司たちが殺害されことと関係する。ダビデはこの時ドエグは怪しいと見た22:22。どこにでも敵は潜んでいる。サタンの霊が働く。ダビデの偽りは重い責任となった。22:22。世に生きるための知恵と倫理観が問われる。次いでダビデはペリシテの地ゴリアテの町ガテに逃れアキシュ王のもとを訪ねた10-15。ダビデは外国に逃れ身の安全を確保しようとしたが彼の評判はガテの王の家来たちの知るところであり10-11、王から命が狙われることを恐れたダビデは狂人を装い、アキシュ王を欺いた。12,13。アキシュ王は気違いを寄せ付けなかったので、ダビデはガテからヘブロンに近いアドラムの洞窟へとのがれた。12:1。何故異教徒の町、敵の町に行ったのか。いずれにしてもダビデは命を狙われ、身を隠す所を探す苦難の逃亡生活であったことが解る。
    <結び>神の選びの王ダビデの苦難はなぜか。ダビデの罪の報いではない。サウルの憎しみ、ダビデ殺害計画は試練を通してイスラエルの王としての資質と力を与えるための霊的訓練と見る。多くの患難を経て後の神の国である2コリ4:17。  ダビデの欺く言葉や行動は何を語るか。生きるための方便か。この世の知恵を蛇の如く聡く働いたが倫理的問題はないのか。悪に弱い罪ある人間、保身的人間の知恵は失敗がある。神は恵みにより悔改めの赦しを与え、全てを用いて歴史を導かれる主権者である詩103:8
     

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賛美聖歌384 全ての恵の
祝祷
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hana


【報告・連絡】:
    *本日の礼拝説教は、渋谷敬一師が奉仕してくださいます。






 私たちは私たちの信仰を次のように告白します。

《主の祈り》
天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。
御国が来ますように。みこころが天で行われるように地でも行われますように。
私たちの日ごとの糧を、今日もお与えください。私たちの負い目をお赦しください。
私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦しました。
私たちを試みに合わせないで、悪からお救いください。
国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです。アーメン
 
 

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