礼拝           2023・2・5

 
祈り
賛美聖歌89 たたえまつれ
爻読19詩篇51
主の祈り(下欄掲載)
献金
賛美聖歌508 うきよのかぜと
賛美聖歌610 ああイエスきみ、こよなき友よ
聖書朗読1サムエル 20:1-17
説教渋谷敬一師
説教題『 委ねる信仰 』(元 仙台バプテスト聖書神学校校長)
メモ
20章
1 ダビデはラマのナヨテから逃げて、ヨナタンのもとに来て言った。「私がどんなことをし、私にどんな咎があり、私があなたの父上に対してどんな罪を犯したというので、父上は私のいのちを求めておられるのでしょうか。」
2 ヨナタンは彼に言った。「絶対にそんなことはありません。あなたが殺されるはずはありません。そうです。私の父は、事の大小を問わず、私の耳に入れないでするようなことはありません。どうして父が、このことを私に隠さなければならないでしょう。そんなことはありません。」
3 ダビデはなおも誓って言った。「あなたの父上は、私があなたのご好意を得ていることを、よくご存じです。それで、ヨナタンが悲しまないように、このことを知らせないでおこう、と思っておられるのです。けれども、主とあなたに誓います。私と死との間には、ただ一歩の隔たりしかありません。」
4 するとヨナタンはダビデに言った。「あなたの言われることは、何でもあなたのためにしましょう。」
5 ダビデはヨナタンに言った。「あすはちょうど新月祭で、私は王といっしょに食事の席に着かなければなりません。私を行かせて、あさっての夕方まで、野に隠れさせてください。
6 もし、父上が私のことをとがめられたら、おっしゃってください。『ダビデは自分の町ベツレヘムへ急いで行きたいと、しきりに頼みました。あそこで彼の氏族全体のために、年ごとのいけにえをささげることになっているからです』と。
7 もし、父上が『よし』とおっしゃれば、このしもべは安全です。もし、激しくお怒りになれば、私に害を加える決心をしておられると思ってください。
8 どうか、このしもべに真実を尽くしてください。あなたは主に誓って、このしもべと契約を結んでおられるからです。もし、私に咎があれば、あなたが私を殺してください。どうして私を父上のところにまで連れ出す必要がありましょう。」
9 ヨナタンは言った。「絶対にそんなことはありません。父があなたに害を加える決心をしていることが確かにわかったら、あなたに知らせないでおくはずはありません。」
10 ダビデはヨナタンに言った。「もし父上が、きびしい返事をなさったら、だれが私に知らせてくれましょう。」
11 ヨナタンはダビデに言った。「さあ、野原に出ましょう。」こうしてふたりは野原に出た。
12 ヨナタンはイスラエルの神、主に誓ってダビデに言った。「あすかあさってかの今ごろ、私は父の気持ちを探ってみます。ダビデに対して寛大であれば、必ず人をやって、あなたの耳に入れましょう。
13 もし父が、あなたに害を加えようと思っているのに、それをあなたの耳に入れず、あなたを無事に逃がしてあげなかったなら、主がこのヨナタンを幾重にも罰せられるように。主が私の父とともにおられたように、あなたとともにおられますように。
14 もし、私が生きながらえておれば、主の恵みを私に施してください。たとい、私が死ぬようなことがあっても、
15 あなたの恵みをとこしえに私の家から断たないでください。主がダビデの敵を地の面からひとり残らず断ち滅ぼすときも。」
16 こうしてヨナタンはダビデの家と契約を結んだ。「主がダビデの敵に血の責めを問われるように。」
17 ヨナタンは、もう一度ダビデに誓った。ヨナタンは自分を愛するほどに、ダビデを愛していたからである。
18 ヨナタンはダビデに言った。「あすは新月祭です。あなたの席があくので、あなたのいないのが気づかれるでしょう。
19 あさってになれば、きびしく問いただすでしょうから、あなたは、あの事件の日に隠れたあの場所に行って、エゼルの石のそばにいてください。
20 私は的を射るように、三本の矢をそのあたりに放ちます。
21 いいですか。私が子どもをやって、『行って矢を見つけて来い』と言い、もし私がその子どもに、『それ、矢はおまえのこちら側にある。それを取って来い』と言ったら、そのとき、あなたは出て来てください。主は生きておられます。あなたは安全で、何事もありませんから。
22 しかし、私が少年に、『それ、矢はおまえの向こう側だ』と言ったら、あなたは行きなさい。主があなたを去らせるのです。
23 私とあなたが交わしたことばについては、主が私とあなたとの間の永遠の証人です。」
24 こうしてダビデは野に隠れた。新月祭になって、王は食事の席に着いた。
25 王は、いつものように壁寄りの席の自分の席に着いた。ヨナタンはその向かい側、アブネルはサウルの横の席に着いたが、ダビデの場所はあいていた。
26 その日、サウルは何も言わなかった。「あれに思わぬことが起こって身を汚したのだろう。きっと汚れているためだろう」と思ったからである。
27 しかし、その翌日、新月祭の第二日にも、ダビデの席があいていたので、サウルは息子のヨナタンに尋ねた。「どうしてエッサイの子は、きのうも、きょうも食事に来ないのか。」
28 ヨナタンはサウルに答えた。「ベツレヘムへ行かせてくれと、ダビデが私にしきりに頼みました。
29 『どうか、私を行かせてください。私たちの氏族はあの町で、いけにえをささげるのですが、私の兄弟が私に来るように命じています。今、お願いします。どうか私を行かせて、兄弟たちに会わせてください』と言ったのです。それでダビデは王の食卓に連ならないのです。」
30 サウルはヨナタンに怒りを燃やして言った。「このばいたの息子め。おまえがエッサイの子にえこひいきをして、自分をはずかしめ、自分の母親の恥をさらしているのを、この私が知らないとでも思っているのか。
31 エッサイの子がこの地上に生きているかぎり、おまえも、おまえの王位も危うくなるのだ。今、人をやって、あれを私のところに連れて来い。あれは殺さなければならない。」
32 ヨナタンは父サウルに答えて言った。「なぜ、あの人は殺されなければならないのですか。あの人が何をしたというのですか。」
33 すると、サウルは槍をヨナタンに投げつけて打ち殺そうとした。それでヨナタンは、父がダビデを殺そうと決心しているのを知った。
34 ヨナタンは怒りに燃えて食卓から立ち上がり、新月祭の二日目には食事をとらなかった。父がダビデを侮辱したので、ダビデのために心を痛めたからである。
35 朝になると、ヨナタンは小さい子どもを連れて、ダビデと打ち合わせた時刻に野原に出て行った。
36 そして子どもに言った。「私が射る矢を見つけておいで。」子どもが走って行くと、ヨナタンは、その子の向こうに矢を放った。
37 子どもがヨナタンの放った矢の所まで行くと、ヨナタンは子どものうしろから叫んで言った。「矢は、おまえより、もっと向こうではないのか。」
38 ヨナタンは子どものうしろから、また叫んだ。「早く。急げ。止まってはいけない。」その子どもは矢を拾って、主人ヨナタンのところに来た。
39 子どもは何も知らず、ヨナタンとダビデだけに、その意味がわかっていた。
40 ヨナタンは自分の弓矢を子どもに渡し、「さあ、これを町に持って行っておくれ」と言った。
41 子どもが行ってしまうと、ダビデは南側のほうから出て来て、地にひれ伏し、三度礼をした。ふたりは口づけして、抱き合って泣き、ダビデはいっそう激しく泣いた。
42 ヨナタンはダビデに言った。「では、安心して行きなさい。私たちふたりは、『主が、私とあなた、また、私の子孫とあなたの子孫との間の永遠の証人です』と言って、主の御名によって誓ったのです。」こうしてダビデは立ち去った。ヨナタンは町へ帰って行った。

(1サムエル 20:1-24)

----------今週のみことば----------
3 主に信頼して善を行え。 地に住み、誠実を養え。
4 主をおのれの喜びとせよ。 主はあなたの心の願いをかなえてくださる。
5 あなたの道を主にゆだねよ。 主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。
(詩篇37:3−5)
3 Trust in the LORD, and do good; you shall dwell in the land, and you shall be fed on truth. 4 Delight yourself also in the LORD, and He shall give you the desires of your heart. 5 Roll your way on the LORD; trust also in Him, and He will work.
-------------要約----------
     
  • <目的>苦難と悲嘆の中でり正義と善を追い求め、神の摂理に委ねる信仰を学ぶ。
    <序> 19章からヨナタンの友情とサウル王の執拗なダビデ殺害計画から三度にわたって逃れた主のご配剤を見た。神は見たもう神、共にいて信じる者を助け守って下さる。
    20:1ダビデはサムエルのいるラマのナヨテからヨナタンの下に逃れ、ヨナタンにサウル王のダビデ殺害の真意を探りた策を練る時を持った。ヨナタンは父を信じていた2。ダビデはこのままではサウルに殺されると考えて<私と死との愛でにはただ一歩の隔たり>3.ダビデを愛するヨナタンは、ダビデを救うために新月の夕食時にサウルの真意を確かめ、ダビデに知らせる事を約束し9,12、野に出た二人は互いに誓い合った。ヨナタンは,ダビデと共にダビデを父サウルから逃がす計画を立た18-24、他方ダビデはヨナタンの家を守る契約をした14-16。それは主なる神の御前での信仰の契約であった。12,13,15,16.24。ヨナタンは無私の愛を持つ17,34。勇者であり、王権を引き継ぐ王子のヨナタンはダビデを愛し尊び神の選びの王と認めて、神の御心に従った15,16,42。 24新月の祝いの席上でダビデは野に隠れ欠席した。24サウルはダビデに怒りを燃やし、弁護した息子を槍で殺そうとした30-34。そこでヨナタンはサウルのダビデ殺害の真意を知り23.少年を連れてダビデの隠れている野に行き矢を放って命の危険を知らせた。35-39。ダビデとヨナタンは別れの悲痛な涙をもって互いの友情と契約を再確認し、み名によって誓った41-42。<では安心して行きなさい>ヨナタンの最後まで守ろうとする友愛と委ねる信仰の言葉である。
    <結び>人は誰でも別れの時が来る。1ペテロ5:7-10。別れの辛さも涙も神の配剤の最善を信じ、やがて顔と顔を合わせ見る再会の望みを信じて神に委ねることが大切である。1コリ13:12;15:51,52。悲嘆の中で、共にいます主の導きに委ねる信仰を身に着けたいものである。    詩37:3-5。   
     

----------------------------
賛美聖歌347 いかに恐るべき
祝祷
報告

hana


【報告・連絡】:
    *本日の礼拝説教は、渋谷敬一師が奉仕してくださいます。






 私たちは私たちの信仰を次のように告白します。

《主の祈り》
天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。
御国が来ますように。みこころが天で行われるように地でも行われますように。
私たちの日ごとの糧を、今日もお与えください。私たちの負い目をお赦しください。
私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦しました。
私たちを試みに合わせないで、悪からお救いください。
国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです。アーメン
 
 

トップ アイコン
もどる