礼拝           2022・12・4

 
祈り
賛美聖歌88 わかくさのまきばより
爻読10詩篇31(抜書き)
主の祈り(下欄掲載)
献金
賛美聖歌125 ふけゆくのはらの
賛美聖歌135 われらはきたりぬ
聖書朗読1サムエル15:1-13
説教渋谷敬一師
説教題『 いけにえに勝る従順 』(元 仙台バプテスト聖書神学校校長)
メモ
15章
1 サムエルはサウルに言った。「主は私を遣わして、あなたに油をそそぎ、その民イスラエルの王とされた。今、主の言われることを聞きなさい。
2 万軍の主はこう仰せられる。『わたしは、イスラエルがエジプトから上って来る途中、アマレクがイスラエルにしたことを罰する。
3 今、行って、アマレクを打ち、そのすべてのものを聖絶せよ。容赦してはならない。男も女も、子どもも乳飲み子も、牛も羊も、らくだもろばも殺せ。』」
4 そこでサウルは民を呼び集めた。テライムで彼らを数えると、歩兵が二十万、ユダの兵士が一万であった。
5 サウルはアマレクの町へ行って、谷で待ち伏せた。
6 サウルはケニ人たちに言った。「さあ、あなたがたはアマレク人の中から離れて下って行きなさい。私があなたがたを彼らといっしょにするといけないから。あなたがたは、イスラエルの民がすべてエジプトから上って来るとき、彼らに親切にしてくれたのです。」そこでケニ人はアマレク人の中から離れた。
7 サウルは、ハビラから、エジプトの東にあるシュルのほうのアマレク人を打ち、
8 アマレク人の王アガグを生けどりにし、その民を残らず剣の刃で聖絶した。
9 しかし、サウルと彼の民は、アガグと、それに、肥えた羊や牛の最も良いもの、子羊とすべての最も良いものを惜しみ、これらを聖絶するのを好まず、ただ、つまらない、値打ちのないものだけを聖絶した。
10 そのとき、サムエルに次のような主のことばがあった。
11 「わたしはサウルを王に任じたことを悔いる。彼はわたしに背を向け、わたしのことばを守らなかったからだ。」それでサムエルは怒り、夜通し主に向かって叫んだ。
12 翌朝早く、サムエルがサウルに会いに行こうとしていたとき、サムエルに告げて言う者があった。「サウルはカルメルに行って、もう、自分のために記念碑を立てました。それから、引き返して、進んで、ギルガルに下りました。」
13 サムエルがサウルのところに行くと、サウルは彼に言った。「主の祝福がありますように。私は主のことばを守りました。」
14 しかしサムエルは言った。「では、私の耳に入るあの羊の声、私に聞こえる牛の声は、いったい何ですか。」
15 サウルは答えた。「アマレク人のところから連れて来ました。民は羊と牛の最も良いものを惜しんだのです。あなたの神、主に、いけにえをささげるためです。そのほかの物は聖絶しました。」
16 サムエルはサウルに言った。「やめなさい。昨夜、主が私に仰せられたことをあなたに知らせます。」サウルは彼に言った。「お話しください。」
17 サムエルは言った。「あなたは、自分では小さい者にすぎないと思ってはいても、イスラエルの諸部族のかしらではありませんか。主があなたに油をそそぎ、イスラエルの王とされました。
18 主はあなたに使命を授けて言われました。『行って、罪人アマレク人を聖絶せよ。彼らを絶滅させるまで戦え。』
19 あなたはなぜ、主の御声に聞き従わず、分捕り物に飛びかかり、主の目の前に悪を行ったのですか。」
20 サウルはサムエルに答えた。「私は主の御声に聞き従いました。主が私に授けられた使命の道を進めました。私はアマレク人の王アガグを連れて来て、アマレクを聖絶しました。
21 しかし民は、ギルガルであなたの神、主に、いけにえをささげるために、聖絶すべき物の最上の物として、分捕り物の中から、羊と牛を取って来たのです。」
22 するとサムエルは言った。 「主は主の御声に聞き従うことほどに、全焼のいけにえや、その他のいけにえを 喜ばれるだろうか。 見よ。聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる。
23 まことに、そむくことは占いの罪、従わないことは偶像礼拝の罪だ。 あなたが主のことばを退けたので、主もあなたを王位から退けた。」
24 サウルはサムエルに言った。「私は罪を犯しました。私は主の命令と、あなたのことばにそむいたからです。私は民を恐れて、彼らの声に従ったのです。
25 どうか今、私の罪を赦し、私といっしょに帰ってください。私は主を礼拝いたします。」
26 すると、サムエルはサウルに言った。「私はあなたといっしょに帰りません。あなたが主のことばを退けたので、主もあなたをイスラエルの王位から退けたからです。」
27 サムエルが引き返して行こうとしたとき、サウルはサムエルの上着のすそをつかんだので、それが裂けた。
28 サムエルは彼に言った。「主は、きょう、あなたからイスラエル王国を引き裂いて、これをあなたよりすぐれたあなたの友に与えられました。
29 実に、イスラエルの栄光である方は、偽ることもなく、悔いることもない。この方は人間ではないので、悔いることがない。」
30 サウルは言った。「私は罪を犯しました。しかし、どうか今は、私の民の長老とイスラエルとの前で私の面目を立ててください。どうか私といっしょに帰って、あなたの神、主を礼拝させてください。」
31 それで、サムエルはサウルについて帰った。こうしてサウルは主を礼拝した。
32 その後、サムエルは言った。「アマレク人の王アガグを私のところに連れて来なさい。」アガグはいやいやながら彼のもとに行き、「ああ、死の苦しみは去ろう」と言った。
33 サムエルは言った。 「あなたの剣が、女たちから子を奪ったように、女たちのうちであなたの母は、子を奪われる。」 こうしてサムエルは、ギルガルの主の前で、アガグをずたずたに切った。
34 サムエルはラマへ行き、サウルはサウルのギブアにある自分の家へ上って行った。
35 サムエルは死ぬ日まで、二度とサウルを見なかった。しかしサムエルはサウルのことで悲しんだ。主もサウルをイスラエルの王としたことを悔やまれた。

(1サムエル15:1-13)

----------今週のみことば----------
22 するとサムエルは言った。 「主は主の御声に聞き従うことほどに、全焼のいけにえや、その他のいけにえを 喜ばれるだろうか。 見よ。聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる。
(1サムエル15:22)
22 And Samuel said, Does the LORD delight in burnt offerings and sacrifices as in obeying the voice of the LORD? Behold, to obey is better than sacrifice! To listen is better than the fat of rams!
-------------要約----------
     
  • <目的>サウル王の聖絶違反の物語から何よりも神の御心に従う事の重要さを学ぶ。22節
    <序>15:1,22節<今主の言われることを聞きなさい>サウル王のアマレキとの戦いで聖絶で失敗をした。神のみこころを知り従う事の重要性を学ぶ。
    15:1-35はサウルの不従順の結果、王権の剥奪と新たな王の選びとなる28。神は王サウルにアマレキの聖絶を命じたがサウルはアマレキとの戦いでケニ人を救い、戦いに勝利したものの聖絶は不徹底であった。最上の家畜とアガク王を残した8.9。主はサムエルにサウルの背信、不従順を知らせた。<サムエルは怒り夜通し主に向かって叫んだ>嘆き悲しんだ10-11。サウロは<自分のために>ギルガルに戦勝記念碑を建てた。サウルは意気揚々として戦勝報告をするがサムエルはこれを喜ばず<やめなさい>16、王の罪を示し18,19,王位から退けられると宣言する23,26。サウル王はサムエルに罪の赦しを懇願するが拒絶された25,26。そのわけは17-35のくだりで語られる。サウルの悔改めは皮相な見せかけのもので本心からではなかった。彼は様々な理由をあげて弁解をしている;命令に従ってアマレクに勝利、神への最上の捧げ物の準備、アガクの生け捕り、民の要求に応えた。神の要求に応えた勝利の戦いをした記念碑に見る自負心、自己高揚など。サムエウルは神に聞き従う(聖絶)事をしなかった罪を断罪した。<あなたが主のことばを退けたので>28,23,26,28.背信不従順罪である。サウルの必死の悔改めは見せかけで、その中身は心底からの悔改めや信仰の叫びではない。その中身は民の責任転嫁と自己弁護、自己保存、更には自分の名誉30:高慢と肉的熱心などである20.21<長老たちの前で面目を立てる>30衣を裂いたが心は裂かない高慢さである。(ダビデの悔改め詩51))結果は主が王国を引き裂き28主が退け26神の決定である29。以後サムエウルはサウルから離れた34,35。<結び> 不従順に対する神の決定はサウル王家の滅亡をもたらした。信仰は外面的皮相なものであってはならない。22,23不従順は偶像礼拝である。信仰の中身を点検しよう。信じるふりをしてはいないか。人の声でなく15,21,心を裂いて悔改めヨエ2:12,13神の御声に聞き従うことホセ6:6、 信仰とは福音の言葉に聞き従うことである。1サム15:22,23;ロマ10:16-17
     

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賛美聖歌500 みことばなる
祝祷
報告

hana


【報告・連絡】:
    *本日の礼拝説教は、渋谷敬一師が奉仕してくださいます。






 私たちは私たちの信仰を次のように告白します。

《主の祈り》
天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。
御国が来ますように。みこころが天で行われるように地でも行われますように。
私たちの日ごとの糧を、今日もお与えください。私たちの負い目をお赦しください。
私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦しました。
私たちを試みに合わせないで、悪からお救いください。
国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです。アーメン
 
 

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