礼拝           2022・11・27

 
祈り
賛美聖歌91 ああことばのかぎり
爻読9詩篇27
主の祈り(下欄掲載)
献金
賛美聖歌639 なやみおおきうき世を
賛美聖歌475 主イエスのみそばに
聖書朗読1サムエル14:1-15
説教渋谷敬一師
説教題『 ヨナタンとサウル 』(元 仙台バプテスト聖書神学校校長)
メモ
14章
1 ある日のこと、サウルの子ヨナタンは、道具持ちの若者に言った。「さあ、この向こう側のペリシテ人の先陣のところへ渡って行こう。」ヨナタンは、このことを父に知らせなかった。
2 サウルはギブアのはずれの、ミグロンにある、ざくろの木の下にとどまっていた。彼とともにいた民は、約六百人であった。
3 シロで主の祭司であったエリの子ピネハスの子イ・カボデの兄弟アヒトブの子であるアヒヤが、エポデを持っていた。民はヨナタンが出て行ったことを知らなかった。
4 ヨナタンがペリシテ人の先陣に渡って行こうとする渡し場の両側には、こちら側にも、向かい側にも、切り立った岩があり、片側の名はボツェツ、他の側の名はセネであった。
5 片側の切り立った岩はミクマスに面して北側に、他の側の切り立った岩はゲバに面して南側にそそり立っていた。
6 ヨナタンは、道具持ちの若者に言った。「さあ、あの割礼を受けていない者どもの先陣のところへ渡って行こう。たぶん、主がわれわれに味方してくださるであろう。大人数によるのであっても、小人数によるのであっても、主がお救いになるのに妨げとなるものは何もない。」
7 すると道具持ちが言った。「何でも、あなたのお心のままにしてください。さあ、お進みください。私もいっしょにまいります。お心のままに。」
8 ヨナタンは言った。「今われわれは、あの者どものところに渡って行って、彼らの前に身を現すのだ。 9 もしも彼らが、『おれたちがおまえらのところに行くまで、じっとしていろ』と言ったら、われわれはその場に立ちとどまり、彼らのところに上って行くまい。
10 もし彼らが、『おれたちのところに上って来い』と言えば、われわれは上って行こう。主が彼らを、われわれの手に渡されたのだから。これがわれわれへのしるしである。」
11 こうして、このふたりはペリシテ人の先陣に身を現した。するとペリシテ人が言った。「やあ、ヘブル人が、隠れていた穴から出て来るぞ。」
12 先陣の者たちは、ヨナタンと道具持ちとに呼びかけて言った。「おれたちのところに上って来い。思い知らせてやる。」ヨナタンは、道具持ちに言った。「私について上って来なさい。主がイスラエルの手に彼らを渡されたのだ。」
13 ヨナタンは手足を使ってよじのぼり、道具持ちもあとに続いた。ペリシテ人はヨナタンの前に倒れ、道具持ちがそのあとから彼らを打ち殺した。
14 ヨナタンと道具持ちが最初に殺したのは約二十人で、それも一くびきの牛が一日で耕す畑のおおよそ半分の場所で行われた。
15 こうして陣営にも、野外にも、また民全体のうちにも恐れが起こった。先陣の者、略奪隊さえ恐れおののいた。地は震え、非常な恐れとなった。
16 ベニヤミンのギブアにいるサウルのために見張りをしていた者たちが見ると、群集は震えおののいて右往左往していた。
17 サウルは彼とともにいる民に言った。「だれがわれわれのところから出て行ったかを、調べて、見なさい。」そこで彼らが調べると、ヨナタンと道具持ちがそこにいなかった。
18 サウルはアヒヤに言った。「神の箱を持って来なさい。」神の箱は、その日、イスラエル人の間にあったからである。
19 サウルが祭司とまだ話しているうちに、ペリシテ人の陣営の騒動は、ますます大きくなっていった。 そこでサウルは祭司に、「もう手をしまいなさい」と言った。 20 サウルと、彼とともにいた民がみな、集まって戦場に行くと、そこでは剣をもって同士打ちをしており、非常な大恐慌が起こっていた。
21 それまでペリシテ人につき、彼らといっしょに陣営に上って来ていたヘブル人も転じて、サウルとヨナタンとともにいるイスラエル人の側につくようになった。
22 また、エフライムの山地に隠れていたすべてのイスラエル人も、ペリシテ人が逃げたと聞いて、彼らもまた戦いに加わってペリシテ人に追い迫った。
23 こうしてその日、主はイスラエルを救い、戦いはベテ・アベンに移った。
24 その日、イスラエル人はひどく苦しんだ。サウルが民に誓わせて、「夕方、私が敵に復讐するまで、食物を食べる者はのろわれる」と言い、民はだれも食物を味見もしなかったからである。
25 この地はどこでも、森に入って行くと、地面に蜜があった。
26 民が森に入ると、蜜がしたたっていたが、だれもそれを手につけて口に入れる者はなかった。民は誓いを恐れていたからである。
27 ヨナタンは、父が民に誓わせていることを聞いていなかった。それで手にあった杖の先を伸ばして、それを蜜蜂の巣に浸し、それを手につけて口に入れた。すると彼の目が輝いた。
28 そのとき、民のひとりが告げて言った。「あなたの父上は、民に堅く誓わせて、きょう、食物を食べる者はのろわれる、とおっしゃいました。それで民は疲れているのです。」
29 ヨナタンは言った。「父はこの国を悩ませている。ご覧。私の目はこんなに輝いている。この蜜を少し味見しただけで。
30 もしも、きょう、民が見つけた、敵からの分捕り物を十分食べていたなら、今ごろは、もっと多くのペリシテ人を打ち殺していたであろうに。」
31 その日彼らは、ミクマスからアヤロンに至るまでペリシテ人を打った。それで民は非常に疲れていた。
32 そこで民は分捕り物に飛びかかり、羊、牛、若い牛を取り、その場でほふった。民は血のままで、それを食べた。
33 すると、「民が血のままで食べて、主に罪を犯しています」と言って、サウルに告げる者がいた。サウルは言った。「あなたがたは裏切った。今ここに大きな石をころがして来なさい。」
34 サウルはまた言った。「民の中に散って行って、彼らに言いなさい。『めいめい自分の牛か羊かを私のところに連れて来て、ここでそれをほふって食べなさい。血のままで食べて主に罪を犯してはならない。』」そこで民はみな、その夜、それぞれ自分の牛を連れて来て、そこでほふった。
35 サウルは主のために祭壇を築いた。これは彼が主のために築いた最初の祭壇であった。
36 サウルは言った。「夜、ペリシテ人を追って下り、明け方までに彼らをかすめ奪い、ひとりも残しておくまい。」すると民は言った。「あなたのお気に召すことを、何でもしてください。」しかし祭司は言った。「ここで、われわれは神の前に出ましょう。」
37 それでサウルは神に伺った。「私はペリシテ人を追って下って行くべきでしょうか。あなたは彼らをイスラエルの手に渡してくださるのでしょうか。」しかしその日は何の答えもなかった。
38 そこでサウルは言った。「民のかしらたちはみな、ここに寄って来なさい。きょう、どうしてこのような罪が起こったかを確かめてみなさい。
39 まことに、イスラエルを救う主は生きておられる。たとい、それが私の子ヨナタンであっても、彼は必ず死ななければならない。」しかし民のうちだれもこれに答える者はいなかった。
40 サウルはすべてのイスラエル人に言った。「あなたがたは、こちら側にいなさい。私と、私の子ヨナタンは、あちら側にいよう。」民はサウルに言った。「あなたのお気に召すようにしてください。」
41 そこでサウルはイスラエルの神、主に、「みこころをお示しください」と言った。すると、ヨナタンとサウルが取り分けられ、民ははずれた。
42 それでサウルは言った。「私か、私の子ヨナタンかを決めてください。」するとヨナタンが取り分けられた。
43 サウルはヨナタンに言った。「何をしたのか、私に告げなさい。」そこでヨナタンは彼に告げて言った。「私は手にあった杖の先で、少しばかりの蜜を、確かに味見しましたが。ああ、私は死ななければなりません。」
44 サウルは言った。「神が幾重にも罰してくださるように。ヨナタン。おまえは必ず死ななければならない。」
45 すると民はサウルに言った。「このような大勝利をイスラエルにもたらしたヨナタンが死ななければならないのですか。絶対にそんなことはありません。主は生きておられます。あの方の髪の毛一本でも地に落ちてはなりません。神が共におられたので、あの方は、きょう、これをなさったのです。」こうして民はヨナタンを救ったので、ヨナタンは死ななかった。
46 こうして、サウルはペリシテ人を追うのをやめて引き揚げ、ペリシテ人は自分たちの所へ帰って行った。
47 サウルは、イスラエルの王位を取ってから、周囲のすべての敵と戦った。すなわち、モアブ、アモン人、エドム、ツォバの王たち、ペリシテ人と戦い、どこに行っても彼らを懲らしめた。
48 彼は勇気を奮って、アマレク人を打ち、イスラエル人を略奪者の手から救い出した。
49 さて、サウルの息子は、ヨナタン、イシュビ、マルキ・シュア、ふたりの娘の名は、姉がメラブ、妹がミカルであった。
50 サウルの妻の名はアヒノアムで、アヒマアツの娘であった。将軍の名はアブネルでサウルのおじネルの子であった。
51 サウルの父キシュとアブネルの父ネルとは、アビエルの子であった。
52 サウルの一生の間、ペリシテ人との激しい戦いがあった。サウルは勇気のある者や、力のある者を見つけると、その者をみな、召しかかえた。

(1サムエル13:1-15)

----------今週のみことば----------
7 あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。
(1ペテロ5:7)
7 casting all your anxiety onto Him, for He cares for you.
-------------要約----------
     
  • <目的>サウル王と息子ヨナタンの霊的肉的資質を知り、主の力による信仰の勝利を知る。
     サウル王の指揮下にあるイスラエル兵の戦力はサウルの不信仰により兵士は二千人から六百人に減り兵器なくミクマスに陣取るペリシテ軍を民は恐れた 13:14-23、  危機に面しての信仰が問われる(13:14)
    14:1-15サウル王の息子ヨナタンの信仰と活躍の様子が語られる。ペリシテ人の先陣に向かうヨナタンと道具持ちの若者たった二人で の渡し場に向かう先陣攻撃であったがヨナタンの主にある信仰の確信的決断のよって勝利をおさめた。6-13。6、10,12ヨナタンの信仰を見る。主を信じる者の主の力に委ねる信仰 心配しない信仰、共にいます神への全き托身、信者の倣うべき信仰姿勢である。 一方父サウル王の陣営の情況は混乱し、民は恐れ離散し始めた、王は神の箱(祭司)と祭壇を築いて祈願しようと計画し、籤引きで脱出兵士の調査を行った。16-31ギブアの陣営での混乱とペリシテ人の陣営の混乱更に主の介入による勝利と離散のへブル人の復帰、ベテアベンの戦いへと移動と主の救いが語られる23。戦いの疲労の中にいる兵士へのサウルの愚かな肉的判断と命令がなされた。復讐が済むまで絶食の誓いの要求である24。ヨナタンも例外ではなかった。ヨナタンの判断は王は間違っているであった。29-30。31-46はサウル王の肉的信仰、表面的神の律法を盾にした自己の不信仰の愚かさを見る。彼は民を疲れさせ、分捕りもの、血の付いた肉を食べる罪を犯させ事に気付いていない。祭壇を築いて礼拝しようとしたが主は退けた。主のためにと言って35主に罪を犯し34傲慢不遜の罪、悔改めのない肉的感情を神の指示のように外形的儀式によって見せかけた。37,39,41 自分の考えを神のことばを利用して神の命令とする偽預言偽教祖の自己高揚の不信仰である。神の命令ではなく、自分で作った誓いを神の命令違反として、勇者ヨナタンまで処罰しようとしたが46-民はそれを(ヨナタンの処刑)を赦さなかった。43-46。47-52サウルの活躍、功績とサウル王の家族の紹介と一生の総括が記されている52。 戦いの一生で終わるサウル王。彼はイスラエルの王として周辺の異民族と戦い略奪者から民を救った。神は不信仰のサウルを用い、ヨナタンを祝福し、契約の民を守り続けた。12:22。ここに神の慈愛と忍耐の姿を見る。みことばの肉的誤用は裁かれる。ヨナタンの神の御心の全き約束に対する堅い信仰と神への委任の姿に倣い私たちの信仰を涵養すべきである。主共にいます勝利の信仰生活を体験する者でありたい。 1ペテ5:5-11(7)   
     

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賛美聖歌590 すくいぬしイエスと
祝祷
報告

hana


【報告・連絡】:
    *本日の礼拝説教は、渋谷敬一師が奉仕してくださいます。






 私たちは私たちの信仰を次のように告白します。

《主の祈り》
天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。
御国が来ますように。みこころが天で行われるように地でも行われますように。
私たちの日ごとの糧を、今日もお与えください。私たちの負い目をお赦しください。
私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦しました。
私たちを試みに合わせないで、悪からお救いください。
国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです。アーメン
 
 

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