礼拝           2018・11・11

 
祈り
賛美聖歌88 わかくさのまきばより
聖歌590 すくいぬしイエスと
主の祈り(下欄掲載)
献金
賛美聖歌519 世には良き友も
賛美聖歌395 きやこのそとなる
聖書朗読使徒24:10−21
説教渋谷敬一師
説教題『 キリストの証人パウロ 』(元 仙台バプテスト聖書神学校校長)
メモ

24:1五日の後、大祭司アナニヤは、数人の長老およびテルトロという弁護士と いっしょに下って来て、パウロを総督に訴えた。
24:2パウロが呼び出されると、テルトロが訴えを始めてこう言った。 「ペリクス閣下。閣下のおかげで、私たちはすばらしい平和を与えられ、 また、閣下のご配慮で、この国の改革が進行しておりますが、
24:3その事実をあらゆる面において、また至る所で認めて、 私たちは心から感謝しております。
24:4さて、あまりご迷惑をおかけしないように、ごく手短に申し上げますから、 ご寛容をもってお聞きくださるようお願いいたします。
24:5この男は、まるでペストのような存在で、世界中のユダヤ人の間に騒ぎを 起こしている者であり、ナザレ人という一派の首領でございます。
24:6この男は宮さえもけがそうとしましたので、私たちは彼を捕えました。
24:7 24:8閣下ご自身で、これらすべてのことについて彼をお調べくださいますなら、 私たちが彼を訴えております事がらを、おわかりになっていただけるはずです。」
24:9ユダヤ人たちも、この訴えに同調し、全くそのとおりだと言った。
24:10そのとき、総督がパウロに、話すようにと合図したので、パウロはこう答えた。 「閣下が多年に渡り、この民の裁判をつかさどる方であることを存じておりますので、 私は喜んで弁明いたします
24:11お調べになればわかることですが、私が礼拝のためにエルサレムに上って来てから、 まだ十二日しかたっておりません。
24:12そして、宮でも会堂でも、また市内でも、私がだれかと論争したり、 群衆を騒がせたりするのを見た者はありません。
24:13いま私を訴えていることについて、彼らは証拠をあげることができないはずです。
24:14しかし、私は、彼らが異端と呼んでいるこの道に従って、 私たちの先祖の神に仕えていることを、閣下の前で承認いたします。私は、 律法にかなうことと、預言者たちが書いていることとを全部信じています。
24:15また、義人も悪人も必ず復活するという、この人たち自身も抱いている望みを、 神にあって抱いております。
24:16そのために、私はいつも、神の前にも人の前にも責められることのない 良心を保つように、と最善を尽くしています。
24:17さて私は、同胞に対して施しをし、また供え物をささげるために、 幾年ぶりかで帰って来ました。
24:18その供え物のことで私は清めを受けて宮の中にいたのを彼らに見られたのですが、 別に群衆もおらず、騒ぎもありませんでした。ただアジヤから来た幾人かの ユダヤ人がおりました。
24:19もし彼らに、私について何か非難したいことがあるなら、 自分で閣下の前に来て訴えるべきです。
24:20でなければ、今ここにいる人々に、議会の前に立っていたときの 私にどんな不正を見つけたかを言わせてください。
24:21彼らの中に立っていたとき、私はただ一言、『死者の復活のことで、 私はきょう、あなたがたの前でさばかれているのです。』 と叫んだにすぎません。」
24:22しかしペリクスは、この道について相当詳しい知識を持っていたので、 「千人隊長ルシヤが下って来るとき、あなたがたの事件を解決することにしよう。」 と言って、裁判を延期した。
24:23そして百人隊長に、パウロを監禁するように命じたが、ある程度の自由を与え、 友人たちが世話をすることを許した。
24:24数日後、ペリクスはユダヤ人である妻ドルシラを連れて来て、パウロを呼び出し、 キリスト・イエスを信じる信仰について話を聞いた。
24:25しかし、パウロが正義と節制とやがて来る審判とを論じたので、 ペリクスは恐れを感じ、「今は帰ってよい。おりを見て、また呼び出そう。」と言った。
24:26それとともに、彼はパウロから金をもらいたい下心があったので、 幾度もパウロを呼び出して話し合った。
24:27二年たって後、ポルキオ・フェストがペリクスの後任になったが、 ペリクスはユダヤ人に恩を売ろうとして、パウロを牢につないだままにしておいた。

(使徒24:10−21)
  • 五日の後、 :パウロは護送され、カイザリヤに着いて5日経った。
  • テルトロという弁護士と いっしょに下って来て : アナニヤは、弁護士テルトロと一緒に、パウロを追って来た。 アナニヤはかなり年配、カイザリヤまでの100Kmの道のりは彼らにとては相当たいへんなこと。 そこまでして、パウロを裁判で罪人にしたかった。
  • ペリクス閣下 : サマリヤーユダヤ地方を10年ほど治めた。 ヨセファス著(40年後の著作)によると。ペリクスは、貪欲な性格(奴隷出身)、 女ぐせが悪く(奥さん3人替えた)、ひどい人間。 パウロを罪人にしたいという下心があった。 テルトロは、ペリクスを持ち上げた言い方をしているが、持ち上げるにふさわしくない人物。
  • まるでペストのような存在で :パウロは、ペストのように広がる疫病神であると弁護士テルトロは主張した。
  • ナザレ人という一派 :ユダヤ教の一派、イエスの教えを伝えている異端グループの教えと
  • この男は宮さえもけがそうとしました :捧げ物えお捧げるために、清めの儀式で 異邦人を連れて宮に入ったと、うその証言をした。
  • 私は喜んで弁明いたします。 :パウロは公明、公正な裁判を期待している。
  • お調べになればわかることですが、私が礼拝のためにエルサレムに上って来てから、 まだ十二日しかたっておりません。 :群衆を騒がせて、混乱を起こさせるような、そんな時間はなかった。(パウロの弁明)
  • 私がだれかと論争したり、 群衆を騒がせたりするのを見た者はありません :(パウロの弁明)
  • 彼らは証拠をあげることができないはずです :(パウロの弁明)
  • 私は、 律法にかなうことと、預言者たちが書いていることとを全部信じています。 :(パウロの弁明)
  • 義人も悪人も必ず復活するという、この人たち自身も抱いている望み :(パウロの弁明)
  • 私はいつも、神の前にも人の前にも責められることのない 良心を保つように、と最善を尽くしています。 :(パウロの弁明)
  • 別に群衆もおらず、騒ぎもありませんでした :(パウロの弁明)
  • 私はただ一言、『死者の復活のことで、 私はきょう、あなたがたの前でさばかれているのです。』 と叫んだにすぎません。」 :(パウロの弁明)
  • この道について相当詳しい知識を持っていたので : よく知っていたので、判断はしなかった。
  • 裁判を延期した。 :よく知っていたので、無罪とはせずに裁判を延期し、 パウロを軟禁状態のまま2年間もそのまま牢獄に放っておいた。
  • パウロが正義と節制とやがて来る審判とを論じたので、 ペリクスは恐れを感じ : パウロから金をもらいたいという思いのみで、悔い改めすることはなかった。 栄誉を求めたが、最後には、ネロ皇帝の時に不幸な終わり方をした。 欲が深く、悪いこと認めようとしない。→このような態度は私たちも同じ、自分で悪いと 気がつけばそれは神さまの恵み。

----------今週のみことば----------
3:15むしろ、心の中でキリストを主としてあがめなさい。そして、あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。
(1ペテロ3:15)

-------------まとめ----------
     
  •  カイザリヤに護送されたパウロは、総督ペリクスの前で弁明することとなった。 パウロの弁明から学ぶことは、・・・ いつでも自らの信仰、生活の弁明できる備えをしており、信仰の良心にしたがって、神に喜ばれる 生活を心がけていること、キリストは死から蘇ったメシアであり、究極的には復活に与る 望みがあること。
    (ピリピ) 3:8それどころか、私の主であるキリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆえに、 いっさいのことを損と思っています。私はキリストのためにすべてのものを捨てて、 それらをちりあくたと思っています。それは、私には、キリストを得、また、
    3:9キリストの中にある者と認められ、律法による自分の義ではなくて、 キリストを信じる信仰による義、すなわち、信仰に基づいて、神から与えられる義 を持つことができる、という望みがあるからです。
    3:10私は、キリストとその復活の力を知り、またキリストの苦しみにあずかることも知って、 キリストの死と同じ状態になり、
    3:11どうにかして、死者の中からの復活に達したいのです。  
  •  
  • 総督ペリクスは、裁判を先送りし、その結果、パウロは牢獄で2年間の幽閉生活をおくることになった。 しかし、パウロにとって、ルカにとって千人隊長ルシヤ、ペリクス、フェスト、アグリッパ2世、ネロ に至る王族貴人の前でのキリストの証しとなることとなった。 摂理の神の支配と導き、キリスト者にとって無駄なことは一つもない、世に妥協せず勇敢にキリストの 証人となる。
    (ピリピ) 1:12さて、兄弟たち。私の身に起こったことが、かえって福音を前進させることに なったのを知ってもらいたいと思います。
    1:13私がキリストのゆえに投獄されている、ということは、親衛隊の全員と、 そのほかのすべての人にも明らかになり、
    1:14また兄弟たちの大多数は、私が投獄されたことにより、主にあって確信を与えられ、 恐れることなく、ますます大胆に神のことばを語るようになりました。
    (ローマ) 8:28神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。  

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賛美聖歌529 
主の晩餐聖歌161
祝祷
報告

hana


【報告・連絡】:
    *本日の礼拝説教は、渋谷敬一師が奉仕してくださいます。






 私たちは私たちの信仰を次のように告白します。

《主の祈り》
天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。
御国が来ますように。みこころが天で行われるように地でも行われますように。
私たちの日ごとの糧を、今日もお与えください。私たちの負い目をお赦しください。
私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦しました。
私たちを試みに合わせないで、悪からお救いください。
国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです。アーメン
 
 

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